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『グリーン・ゾーン』を観た
- 2010/05/24(Mon) -
                       (Please click this photograph)
                    813-1.jpg

                    マット・デイモン主演 『グリーン・ゾーン』
 日曜日・・・終日雨となった。 そのため何処かに出掛ける気勢をそがれ・・・映画でも観ようかということになった。 映画の前にちょっとお茶でもということで、すでに私のブログではお馴染みの古民家カフェへ。。。 今回は “あらッ” ではなく “あッ、いらっしゃいませ”  という声に迎えられ、雨に濡れた庭が眺められる縁側のテーブル席に。


            813-2.jpg


 この建物の素晴らしいことのひとつは、硝子戸などが一切サッシに替えられいないこと。 古い家でも利便性を考えればサッシに替えてしまうこうことが多い。 しかし、この建物にサッシは使われておらず・・・こうして雨の降る庭を眺めていも・・・木製の硝子戸越しというのはなんとも懐かしいような柔らかな雰囲気を味あわせてくれる。

 私たちの他には若い女性二人連れがいかにもくつろいだ感じで喋りながら座敷のテーブル席にいるだけで・・・女性オーナーもそう忙しくはなさそうで・・・コーヒーを運んできてくれた折に少し話し込んだ。


                  813-3.jpg


 この写真(↑)は携帯で撮った庭の様子だ。 塀の背後に立派なお寺の屋根が見えていて・・・いつもこのお店に来る度にこのお寺の屋根を 立派な屋根だな と思っていた。 女性オーナーとの話しの中で、実はその立派な屋根のお寺が女性オーナーさんの実家であることが判明。。。 そして、この家を女性オーナーさんが引き継ぐことになったことなど・・・そんな私的な話しも交えた会話を。。。 また少し女性オーナーのことを知ることが出来た。(って、知ったからどうってわけではないのだが・・・笑) どうやらこの女性オーナーに 顔見知りの客 くらいには認識されているようだ。

 で、ゆったり気分でコーヒーを飲みながら観る映画を何にしようかと相談を。 いや、実は私としてはコレ!と決めてはいたのだが・・・一応相談という体裁を整えねば・・・ね。(笑) めでたく私の意見が通って観る映画も決まり、携帯で上映スケジュールも確認!


 で・・・観たのはこの映画だ。


          


 イラク戦争開戦によりフセイン政権が崩壊し、陥落後も混乱状態のイラク国内で、ミラー上級准尉(マッド・デイモン)率いる陸軍の量破壊兵器発見の任務についた隊は、国防総省の握るイラク人からの情報で兵器の捜索を続けていたが何処へ行っても見つからない状態が続いていた。 そのイラク人情報源に疑問を抱き始めたミラーは上官にも内密に情報源の信憑性を調べ始める。。。 

 今やアメリカが、イラクの大量破壊兵器使用に先んじて仕掛けたあの戦争の大義名分であったはずの 「大量破壊兵器の存在」 がどの程度信頼度の高い情報であったのかについては世界中の人々が大いに疑問をもっていることである。 あの戦争の大義は結果として崩れ去っていると言っても過言ではない。 だからこの映画でミラーが追っていく真実の先にあることに大きな驚きがあるわけではない。 とはいえ・・・ブッシュ前政権時にはさすがに公開は難しかったかもしれない。 民主党のオバマ政権になったからこそ劇場公開出来たのだろうとは思う。

 この映画について・・・「私は、この映画が作られたことが信じられない。愚かにも、アクション映画として公開されてしまった。ハリウッドで作られたイラク戦争映画では最もまっとうである」と、あのマイケル・ムーア監督が述べた言葉が的を射ていると思う。 隠された真実を告発するような政治的な映画にするのかエンターティメント映画に徹するのか・・・若干中途半端な感じがしないわけではない。
 後者のような映画にするなら・・・一旦は無いと思われた大量破壊兵器が実は存在していた。 だが、ある理由でその大量破壊兵器の存在を世に知らしめる事は出来ず・・・その兵器の存在そのものがアメリカによって闇に葬られた。。。 のようなストーリー展開もあったかも・・・?
 
 とはいえ、この映画が面白くなかったかと言えばそうではない。 なかなか楽しめた。 特に、冒頭、ミラーの隊が大量破壊兵器が隠されているとの情報で捜索に工場に突入していくシーンなど・・・手持ちカメラの特性を十分に活かした画面はとても臨場感があり、まるで観ている私も隊員の一人か従軍しているカメラマンか・・・という気持ちにさせられた。 「114分間、あなたは最前線へ送り込まれる」というキャッチコピー、そう大袈裟でもない。 展開のテンポも良く・・・飽くことなく楽しめる映画だ。

 特筆すべきは、主役のマット・デイモンの風貌だ。 以前記事にしたが、イーストウッドの「インビクタス/負けざる者たち」でもマット・・・こんなにカッコイイ男だったか? と思った記憶もまだ新しいのだが・・・この映画ではその締まった顔付きがとってもいい男ぶりで。。。 男の私も見惚れる?ほどで・・・。(笑) かつては低予算制作費で高興行収入を上げるコストパフォーマンスの高い俳優と言われたマットだが・・・この顔付きは正真正銘ハリウッドのトップスターの地位をゆるぎないものにした俳優の顔付きかと。(ただし、この映画は高額制作費の元が取れそうもないと囁かれているらしいが・・・汗) 私の記憶が正しければ・・・マット、この映画の中で一度も相好を崩すような笑顔を見せていない。 終始引き締まった男の顔をしている。 これからこの映画を見られる方がいらっしゃったら・・・この映画で、どこかにシーンにマットの笑顔が無いのかと目を凝らして観ていただきたく。 もしあったら・・・こっそり教えてください。。。あくまでこっそりと・・・。(笑) マット・デイモンファンなら見て損はなし!

 ミラー達にイラク軍の将軍など要人の密かな会合を通報してきたイラク人の男がミラーの信を得て通訳としてミラーに協力していくことになる。 このイラク人の男が結果として現実と映画の整合性を整えるキーマンとなるのだが・・・その事はネタバレになるので語らず。。。
 そのイラク人男性が重要な情報をもたらしたということでアメリカ軍から報奨金が出るとのミラーの言葉に色をなし 「報奨金が目当てなんかではない。私だってこの国のことを考えているんだ。アメリカの好き勝手にはさせない。ここは俺の国だから」 と叫ぶようにミラーに訴えるシーンは・・・ちょっと感動的ですらあった。。。 きっとミラーもそうだったのだろう。 その言葉を聞いたミラーは彼に自分と一緒に来るように促した。

 しかし・・・戦場では実際にもあったんだろうね。。。 実はかなり信憑性に ? が付くような情報によって危険な場所に命をかけて飛び込んでいった兵士。。。 不幸にもそんな情報で命を落とした兵士。。。 そんな理不尽なことが・・・。
 そして、この映画で描かれている戦争は過去の話しではない。 イラクでは、いまだに誰がどう言い方を変えようとも 紛れも無い戦闘状態 が存在する。 
 この映画では描かれなかった大きな問題。。。 それは大義名分であった 「大量破壊兵器」 が発見されていない戦争・・・その戦争でアメリカ兵やイラクの人々(そのなかには相当数の非戦闘員が含まれる)はじめ多くの人名が奪われている。 本当に開戦は間違いではなかったのか? 他の選択肢は無かったのか? そして、もしこの戦争の開戦がもし間違いであったのなら・・・誰がどのように責任を問われるのか? または問われることなくやがて歴史となっていくのか? ひとつだけ確かなのは・・・この戦争を始めたのがアメリカだったからこそ・・・特に9・11の記憶生々しい時期のアメリカだっかからこそ・・・国際社会は容認あるいは黙認する国が多数を占めているということだ。(当時の我が国の首相は手が天井に突き刺さるか如くに真っ先に諸手を挙げて支持を表明した) もしアメリカに敵対するような国がこの戦争と同じような大義を掲げて戦争を始めたならば・・・果たして国際社会はどんな反応を示すかと考えれば・・・実はこの戦争の正当性の本質にも迫っていけようかと思ったりもする。


 いやいや・・・思わぬ長文記事になってしまった。。。(汗) とまぁ、こんな風に過ごした雨の日の日曜日・・・というご報告。。。


        813-4.jpg

 

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コメント
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この映画、こちらでは公開がすでに終わってるようですが、
この記事を読んで機会が合ったらぜひ見てみたい映画となっています。
ご紹介ありがとさんです!
2010/05/31 17:09  | URL | ヘルブラウ #pDmV/urE[ 編集] |  ▲ top

- ヘルブラウさんへ -

問題を提起するというだけではなく・・・なかなかに楽しめる映画に仕上がっていると思います。
マット・デイモンのいい男ぶり・・・観て損はないと思いますよ!!!(V^-°)
2010/05/31 23:14  | URL | Haru.Seion #-[ 編集] |  ▲ top


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