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世界に発信される 『SATOYAMA』 の発想
- 2010/02/06(Sat) -
                         (Please click this photograph)
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                           お気に入りの里山の夕景
 
つい最近フランス・パリのUNESCO本部にて 「SATOYAMAイニシアティブに関する国際有識者会合」 が開催されたというニュースが新聞での報道されたことをご存知だろうか?
 

 “2010年1月29-30日にフランス・パリのUNESCO本部において、世界各国の政府関係者、研究者、専門家の参加を得て「SATOYAMAイニシアティブに関する国際有識者会合」を、環境省、国連大学高等研究所(UNU-IAS)主催、国連教育科学文化機関(UNESCO)、国連環境計画(UNEP)、生物多様性条約事務局(SCBD)の共催で開催しました。本会合では、世界各地の持続可能な管理が行われている二次的自然地域の特徴とそれらが生物多様性及び人間の福利にもたらす恩恵に関する講演・事例発表が行われました。それらを踏まえ、生物多様性条約第10回締約国会議に向けた SATOYAMAイニシアティブの展開方策について活発な議論が行われました。” 《[SATOYAMA INITIATIVE]H.P.より》

 そもそも「SATOYAMAイニシアティブ」とは・・・

 “里山ランドスケープとは、日本で古くから受け継がれてきた社会生態学的生産システムであり、世界各地の人々が実践してきた多角的な土地利用法の一種です。里山に見られるような景観(里山的ランドスケープ)は何千年もの間、多くの人々の暮らしを支えてきました。しかし、近代化や都市化の様々な影響を受けて里山のシステムは徐々に衰退し、放棄されるようになってきました。これに伴い、生態系の多くが劣化し、里山の地域コミュニティが弱体化しつつあります。「SATOYAMAイニシアティブ」は、人間の福利と生物多様性の両方を高める里山的な土地利用システムが秘めた可能性を認識し、土地と自然資源を最適に利用・管理することを通じて、人間と自然環境の持続可能な関係を再構築しようとする試みです。”《[SATOYAMA INITIATIVE]H.P.より》


 という発想で・・・2010年に愛知県名古屋市で開催予定の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)では「生物多様性の持続可能な利用」が重要な課題の一つとなる予定で、日本の環境省と国連大学高等研究所は、COP10の開催を機に、「SATOYAMAイニシアティブ」の国際的な枠組みを立ち上げるべく様々な取組を進め・・・日本の里地里山に見られるような景観や土地利用(里山的ランドスケープ)における持続可能な自然資源の利用と管理に関する情報の収集と共有が、国際的なパートナーシップを通じて世界的に推進することを意図しているものだ。 いわば・・・古来から日本人が手を入れて守りもし、そこからの恩恵も得てきた人の営みに最も近い自然である里山・・・その里山と人の関係を世界に発信しようという試みだ。


             709-2.jpg

                                 <里山の水田・夕景>


 かつて・・・2004年にノーベル平和賞を受賞したケニアの環境副大臣であるワンガリ・マータイさんが、ニューヨークの国連本部で開催された「国連婦人の地位向上委員会」で、「MOTTAINAI」とプリントされたTシャツを掲げながら、「女性たちによる世界的『もったいない』キャンペーンを展開し、資源を効率良く利用しましょう」と訴え・・・日本の的美徳である 「もったいない」 は、世界の 「MOTTAINAI」 として認識された。
 今度は古来から日本人が身近な自然と共生しなが生活を営んできた 「里山」 という場所の概念が 「SATOYAMA」 として世界に認められるか・・・?

 その里山における自然との共生、自然の保全、自然からの恵みの循環という考え方さえ理解してもらえれば・・・しれが 「里海」 でも 「里森」 でも構わない。。。 とにかく、人間の生活第一に人が暮らしやすいように自然を征服するような開発ではなく・・・自然と共に生きていくために最低限の手の加え方、そして、その自然の豊かさやその場の命の多様さを保持するために保全も必要だということを世界に訴えて行く事は意義のあることだと思う。


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                            <春を待つ里山の水田に写る残照>


 声高に地球温暖化や熱帯雨林の樹木の消失という地球規模の大きな環境問題を考えることも大切なことであることは論を待たない。 
 だが、実際にそのような大きな課題に自分がどう関わっていけるのかを考えたとき・・・多くに人は “とはいえ、自分に何が出来るのか・・・?” というところで思考が行き止まりになってしまうのではなかろうか? 私などその典型で。。。
 なかなか実際に足を運ぶことが出来ない熱帯雨林の現状を憂いて・・・ただ憂うだけで何もしないより・・・行こうと思えば週末ごとにでも足を運べる身近な里山を歩き、好きになり、大切に思う心を持つことの方がはるかに身近な環境問題への実際的な関わり方になるのではないかと思ったりする。
 日本の多くの人々が・・・そして世界の多くの人々が「里山」や「里海」や「里森」といった自分の身近な自然を愛し、その自然を大切に思うこと・・・どうも環境問題への 地に足の着いた意識付け にはそういうことが肝であるように思えるのだが。。。
 
 我が県愛知で今年COP10が開催され・・・日本の里山が「SATOYAMA」として世界に発信される。 これを機会に・・・身近な所にゆっくり歩けるお気に入りの「里山」を持ってみませんか? 


 「SATOYAMAイニシアティブ」に興味をもたれた方は・・・「SATOYAMA INITIATIVE」 をご覧になったらいかがでしょうか。


             709-4.jpg


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コメント
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この里山の発想はすばらしいのですが、
エコの最初の国際会議で有名な京都国際会議白書のような実のない運動にならないことを願ってます。
2010/02/07 20:30  | URL | ヘルブラウ #pDmV/urE[ 編集] |  ▲ top

- ヘルブラウさんへ -

Co2の排出量の数字とかだけではなく・・・
日本の良き自然との共生という考え方を世界に伝えられたらいいですよね!
2010/02/08 13:04  | URL | Haru.Seion #-[ 編集] |  ▲ top

- 山里⇔里山 -

Seionさんのブログにこうしてお邪魔するようになって「里山」という言葉(というか、里山の風景写真)に親しむようになったからこそ、目に留まったと思うニュースが去年2件ありました。

09年11月26日、「里山」という言葉の産みの親で、日本の森林生態学の草分けだった四手井綱英京大名誉教授の訃報。97歳。「山里をひっくり返しただけですが、ぴったりきた。」ことからだそうです。

私の住んでいる地域の近くにある緑地帯なのですが、08年に相続により開発業者の手に渡り、宅地開発がなされようとしているのを、保全連絡協議会が開発許可の指し止めを求めて活動していることを知りました。

私がこのブログに立ち寄ることがなければ・・・「キッカケはいろいろあるものだなぁ」と思い・・・いろんなことを見聞きしないと MOTTAINAI ですね!
2010/02/09 21:31  | URL | 待雪 #ARV1kx8o[ 編集] |  ▲ top

- 待雪さんへ -

ほぉ。。。そうでしたか。。。
里山という言葉を作った方がそういう先生だったとは露知らず。。。
「山里」と「里山」・・・人から山を見るか、山から人を見るか・・・なんだかそんな目線の違いを感じますね。

私のブログの記事がそんなことを知るキッカケになったのであれば嬉しいです。(⌒_⌒)
2010/02/09 22:42  | URL | Haru.Seion #-[ 編集] |  ▲ top


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