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ケンヂが駆けめぐった町を歩く
- 2009/08/31(Mon) -
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                       ロケ地ガイド片手に歩いてみる

 映画「20世紀少年」が常滑のやきもの散歩道でロケしていたとは知らなかった。。。 「20世紀少年」は原作漫画を結構読んでいたので・・・その面白さはわかっていたのだが・・・映画のほうにはそう強い興味を持っておらず、第一部もTVの放映をチラ見したくらいだ。
 その映画が何度も足を運んでいるお気に入りに常滑やきもの散歩道でロケしたと知り・・・行ってみることに。 

 まず、陶磁器会館にてロケ地を紹介したパンフを手に入れ・・・そのパンフに従って歩いてみることに。

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 このパンフで「20世紀少年」の監督が、「ケイゾク」の時からその独特の演出が好きだった堤幸彦監督だと初めて知った! そして、堤監督が愛知県出身だということも初めて知った! 初めてづくしだ。(笑)
 その堤監督・・・パンフに以下のようなこの地に関する感想を寄せている。

 “・・・ 私の眼前に現れた街は、21世紀でありながら、活性化していた昭和の時代の空気をそのまま冷凍保存したような不思議な佇まいだった。 しかし、それは決して冷たいものではなく、「土」を扱うからだろうか、そこに存在した「人々の温度」を強く感じて、「これだ!」と思った。 ・・・”


 と。 確かにこのやきもの散歩道の界隈にいは「土」を感じさせる柔らかさがあるし、そこに暮らす人々の生活の温もりが感じられる場所だ。


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 この散歩道を歩いていると・・・何処からでも焼き物の釜のレンガの煙突が見える。 それが、この地が昔から焼き物と一緒に生きてきた町だと強く意識させる。


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 パンフのロケ地ポイント①に着いた。 この瓦屋根を背景にして「最終章」のお面を着けた少年と少年時代のともだちが出会うシーンが撮られたとのこと。

  こういう景色・・・実はとても懐かしい。。。 母の実家が釜で焼き物をする仕事をしていて・・・子供の頃行くたびにこういう黒塗りの建物脇の空き地などで従兄弟や近所の子供達と走り回って遊んでいた。。。 だから、こういう風景は私自身の思い出ともリンクする部分があってとても懐かしく感じる。。。


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 ロケ地ポイント②はこの高台の小道だ。 映画では、「最終章」でケンヂがバイクで巨大ロボットを追いかけるシーンとして使われたそうだ。 こののどかな風景も映画では巨大ロボットが破壊しながら進んでいくとのこと。

 この道からは近くのレンガの煙突が一望に見渡せ・・・この界隈の雰囲気が味わえる場所だ。


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 そして・・・このやきもの散歩道の名物場所、土管坂。 切り通された道の両脇の土留めを土管組み上げて作った坂道で・・・この散歩道のあらゆる紹介に必ず登場する名所だ。
 パンフの写真にはこの土管坂をケンヂがバイクで走っている写真が載せられているが・・・実際に映画に登場しているかどうかはわかんない。(笑)


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 土管を組んで作った土留め・・・今では絶対に許可されない工法であろうが・・・いかにも焼き物の町というイメージを象徴するような場所だとは感じる。
 映画の影響なのか若いカップルが何組もこの坂を行き来している姿が見られた。


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 土管坂の下のポケットパークに設けられた陶器のベンチに座って「20世紀少年ロケ地ガイド」を熱心に見ながら・・・“ともだちってさぁ~”と、21世紀少年はともだちが誰かを推理した自論を熱心に語っていた。(笑)


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 21世紀少年の推論に聞き耳を立てながら、彼のいる公園の脇をさらに下って脇道に入った狭い路地がパンフのロケ地ポイント③だ。 映画では「最終章」でお面を付けた少年が歩くシーンに使われたそうだ。

 堤監督の言葉ではないが・・・本当に時間が止まってしまったような錯覚を覚える路地だ。 なんだか戦時中から変わらぬ風景がそのまま残っているんじゃないかと思うような佇まいだ。。。

 この路地を後にして、ロケちポイント巡りは少し東方向に歩いていくことになる。


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 途中にある大きな急須。 一見、水が急須の口から出ているように見えるけど・・・さにあらず。 実は下の湯のみから水が噴水のように急須の口目指して吹き上がっているのであり・・・一瞬錯覚を誘われる。。。 なかなか面白いことを考えたよね。


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 細い道をトコトコ歩き・・・時に地元の人と目が合うと会釈を交わしながら着いたのは・・・パンフのロケ地ポイント④の庚申堂という祠だ。 映画では「第1章」でケンヂ達がこの庚申堂の向かって右側の道から庚申堂の前を通って左の道へと自転車で駆け抜けていくシーンに使われ・・・「最終章」でが久しぶりに故郷の町に帰ってきたケンヂがバイクでこの庚申堂の前を走っているようだ。


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 庚申堂から・・・今にも子供時代のケンヂ達が大声で喋りながら脇を走り抜けていきそうな小道を歩いて着いたのはパンフのロケ地ポイント⑤の相持院というお寺だ。 このお寺の境内は少年時代のケンヂ達の遊び場として「第1章」にも「第2章」にも登場しているとのこと。 写真の階段は少年時代のともだちがいじめられるシーンでも使われたそうだ。


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 境内に入ってみる。 鐘楼がなかなか立派だったので・・・しばし見入ってしまった。 このお寺は初めてなので・・・映画とは離れてついつい拝観モードに入ってしまう。(笑)


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 一心不乱に毛づくろいに余念の無いお洒落な相持院の猫(?)・・・レンズを向けると・・・“撮るんか?”という目つきながら・・・きっちりカメラ目線をよこしてくれた。(笑)


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 本当はこのお寺から少し離れた所にもう一つロケ地があるのだが・・・どうも同行者が暑さにやられたのか “ちょっと気分が悪い” と言い出したので・・・もしや ともだち がばら撒いたウィルスに感染でもしているといけないと思い・・・このお寺から引き返すことにした。
 ありがたいことに・・・お寺の境内にて弘法大師にもお会いできた。。。 が、この弘法大師像のお顔・・・よく見ると・・・なんだか真面目くさった桜金蔵に見えてしまって・・・(汗) あっ、いや、大師様・・・申し訳ございません。お許しを。。。 そういえば、サンダーバードの悪役にこういう顔した人いたなぁ。。。 いや、重ね重ね・・・大師様失礼なことを申し上げ。。。お許しを。。。

 
 というわけで・・・常滑やきもの散歩道の「20世紀少年」のロケ地散歩・・・何度も歩いた散歩道だけど、初めて歩く路地や初めて参拝するお寺もあって、ちょっとした新鮮味もあって結構楽しめた。

 以前、法隆寺に土門拳さんが法隆寺を撮った写真が載っている本を持って行き、土門さんが撮った同じアングルで法隆寺を撮ろうと試みたことがある。 土門さんが考え抜いたアングルを写真を見ながら探し求めて法隆寺の境内をあちこちと・・・なんだかその時の楽しさに通じるような散歩になった。
 普段自分の感性で観たり撮ったりするのとは違って、人が撮ったアングルで観たり撮ったりすることは・・・同じ風景を撮っても明らかに違うであろう風景を知ることでもあり、自分の感性に少し違った要素が加味されるような面白味を感じられる。。。

 ここがロケ地に使われたからといって・・・29日に公開がされた「最終章」を劇場に観に行く事は・・・たぶんないだろう。。。 が、自分が好きな街の風景が映画に使われるということは・・・なんとはなしに嬉しかったりはする。。。

 いい所です。 まだ来た事のない方は・・・是非歩きに来てください。 請われれば・・・あまりディープな説明は出来ない案内人としてSeion、同道仕りますから。( ̄ー ̄)v


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コメント
- -

浦沢直樹の原作本 大好きでしたね~^^
私も同様 映画になると面白くないに決まってると
Seionさんの同郷の監督には申し訳ないけど そう思ってました^^;
なるほど。。こういう楽しみ方もいいですね^^
映画ほどリアルじゃなく 原作にパステルで色を重ねるように
イメージを膨らませていく感じw

猫の写真 背景と妙にカブって いい味だしてるv(*'-^*)b
2009/08/31 22:01  | URL | なっち♪ #-[ 編集] |  ▲ top

- なっち♪さんへ -

それまでのマンガの域を超えた面白さだよね。原作は。

たまには自分の感性の枠を広げるために、他の人の撮ったアングルや撮り方を真似っこするのもいいかな~と思って。。。

この猫・・・なんだかとってもなごんでまして・・・見ているこちらも妙になごまされたです。(^^)
2009/09/01 00:05  | URL | Haru.Seion #-[ 編集] |  ▲ top

- せっかくの記事が・・・ -

全て、桜金造大師像に持っていかれてしまったのですが~・・・プププ。

「一旦、気付いてしまうと、もうそれにしか見えない」というパターンで・・・私なんてそう言われなければ気付かなかったものを、聞いてしまったばかりに、もうそれにしか見えません。。。  

大師さまー、言い出したのは、ここにいるSeionさんですよー。
2009/09/02 22:38  | URL | 待雪 #-[ 編集] |  ▲ top

- 待雪さんへ -

いや・・・似ていたもので。。。

私は大丈夫なのです!
高野山 奥の院御廟 にてお大師さまに手をあわせてきたことがありかすから。。。
多少の軽口はお許しいただけるかと。。。
しかし・・・待雪さんは・・・嗚呼。。。(合掌)
2009/09/02 23:27  | URL | Haru.Seion #-[ 編集] |  ▲ top

- ちょうど -

この映画、娘がDVDを買ってきていて第1章と第2章を観たところだったのでタイムリーなSeionさんのこの記事楽しかったです。

土門拳の奈良は私も歩いてみたい奈良です。

そうそう桜金蔵にぃー・・・なかなかですよ~・・・笑
2009/09/03 22:55  | URL | ヘルブラウ #pDmV/urE[ 編集] |  ▲ top

- ヘルブラウさんへ -

私は・・・第1章と第2章共にチラ見程度しか見ていないのですが・・・このロケ地で撮られたシーンは出てきましたか~?

土門さんの写真の視点探し・・・面白かったです。 どう考えても高い脚立かなんかの上から撮った写真なんだな~とか、その写真を撮るための土門さんのこだわりの一端が感じられました。

いやいや・・・桜金蔵は・・・ここだけの話しってことで~(笑)
2009/09/03 23:58  | URL | Haru.Seion #-[ 編集] |  ▲ top


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