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鬼子母神縁の朱色の花
- 2009/07/09(Thu) -
                 484-1.jpg

                           この朱色の花・・・わかる?
 陽光に翳した朱色がまるで南の島に咲く花のようにも見えるこの花・・・石榴の花だ。 
 この花・・・ちょっと不思議な花だ。 というのは・・・扉の写真のように陽光に照らされると朱色が明るく耀き・・・洋風の花に見えたりする。 が、日が翳ったり、陰になっている所で咲く花を見ると・・・朱色の赤みが増し、一転どことなく和風な雰囲気を漂わせるような気がして・・・。


     484-2.jpg


 扉の写真と比べると・・・上(↑)の写真は、椿っぽいような風情でずいぶんと和風な感じに見えるように思うのだが・・・いかがだろうか?


 安産と子供の守り神と崇められる鬼子母神が像や絵像で左手で幼子を抱き、右手の掌に載せている吉祥果と呼ばれる果実こそこの石榴の実だ。
 人々が安産や幼子のつつがない成長を祈願する鬼子母神は、慈愛に満ちた優しいお顔をしていらっしゃるが・・・その名に名残を残すように実はかつてはとても恐ろしい鬼神だった。

 鬼子母神・・・自らも500人もの子の親でありながら・・・情け容赦なく人間の子供をさらっては食らっていた。 それを知った仏陀は、鬼子母神が愛しんでいた末の子を隠してしまった。 悲嘆に暮れる鬼子母神に仏陀は愛する我が子を失う母親の悲しさとはかようなものであると諭した。。。 鬼子母神は今までの所業を悔い、仏陀の教えに帰依し、仏教を守る夜叉となり・・・やがて、安産や子供の安寧の願いを引き受ける神となった。 
 ちなみに・・・鬼子母神が右手で抱える幼子は・・・仏陀が隠してしまった末の子であると言われる。
 そして・・・石榴の実は、人の肉を食らったりせぬように仏陀が鬼子母神に与えたとも・・・それは、石榴の実の味が人肉の味に似ているから・・・という説もある。
 石榴の実の味はそのような味であるとは思われないが・・・石榴の実には種が一杯詰まっているので・・・子沢山に通じる縁起の良さから鬼子母神の掌に乗ることになったのではないかと思う。


     484-3.jpg


 鬼子母神の夫は、般闍迦という名の毘沙門天の眷属(配下)の武将だ。 毘沙門天の眷属は5000もいると言われており・・・毘沙門天が仏教に帰依したのに付き従ってその眷属もこぞって仏教を守護する者となった。。。 
 毘沙門天は、数多くの部下を持つ仏教を守護する大将軍なのだ。 故に、多聞天=毘沙門天は四天王の中でも最強の武神である。。。 (怒らせたら・・・怖いのである)

 鬼子母神も夫と共に毘沙門天率いるこの 仏教守護最強神軍団 の眷属の一員であり・・・このことから考えると 『天地人』 の上杉家などは、毘沙門天に帰依した謙信公以来、ひょっとしてその眷属である鬼子母神に安産や幼子のことを祈願する習わしがあったかもしれないし、ひいては鬼子母神に縁のこの石榴の花、その花から実る石榴に特別な思いがあったかも・・・しれないね。

 このように・・・仏教をはじめ、様々な宗教に縁を持つ花は存外多い。 私も一応仏教徒の一人であるので、とりあえず仏教中心なのだが・・・少し仏教のことに興味を持ち、様々な花との関連を知ったりすると・・・その花が咲く姿に出会ったりした時の楽しみ方が少し深まるような気がする。
 何も宗教ではなく、それがギリシャ神話だったり歌だったりしてもやはりそうだと思う。。。


 ところで・・・石榴だ。 ちょっと調べてみたら、原産地はイランからインド北部だということらしく・・・そう考えれば必ずしも和風な雰囲気だけではない一面を垣間見せてくれるのも頷けたりはするかな。。。


             484-4.jpg


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コメント
- -

これ 石榴の花だったのですね~ 知らなかった^^;
でも原産地がインドなら仏教と共に渡ってきたって説もありかもぉ~
でも 面白いですよね^^
その花に秘められた歴史的背景や言い伝えなどを知ることで
また別の楽しみ方ができます^^

そういえば 昔は食べたものですが 最近 みませんね~w
小さい頃 あの赤い粒をルビーって思ってた(笑
子供は なんかグロテスクって嫌がるけど・・
あれって あの 「石榴のように頭がぱっくり割れて・・」なんていう 
表現のせいじゃないかなぁ~なんて思ってしまうなっち♪でしたぁ^^;
2009/07/09 00:22  | URL | なっち♪ #-[ 編集] |  ▲ top

- なっち♪さんへ -

な・る・ほ・ど!
確かに!インドから仏教の伝来と共に日本に伝わったtぴうなっち♪説、一理有りです!
なんだかこの説、妙に納得してしまったSeionです。
その説、いただき! 誰かにそうやって話しちゃおうっと!(*^m^*)

そそ・・・言うよね。石榴のようにパックリ割れてって。。。
それって、仏陀が人肉の代わりにと鬼子母神に与えたって言い伝えと無関係じゃないかもしれないですよね。

ことほど左様に・・・その花についての言い伝えとかちょっと知っていると、花を観るだけではなく、その花にまつわる会話も広がって面白いように思いますね!
2009/07/09 00:30  | URL | Haru.Seion #-[ 編集] |  ▲ top

- 初めて見ました -

パッと見、椿に似てますね~。
よく見ると違うけど…。

何処にでもありますか?
見てみたいです。
2009/07/09 07:35  | URL | sayo #q7XswXQk[ 編集] |  ▲ top

- sayoさんへ -

椿より花弁が薄い感じがしますが、赤い花と緑の葉の色の組み合わせが椿に似た感じありますよね。

梅や桜みたいにたくさん植えられてはいないですが・・・公園などでも植えてあるところもあるんじゃないでしょうか?
どこかでこの赤い花に出会えるといいですね!(^^)
2009/07/09 11:55  | URL | Haru.Seion #-[ 編集] |  ▲ top

- -

これは、石榴ですか~綺麗な色ですね!
でも、きっと私には椿と区別つかないな~^^;
実を付けた時も見てみたいです☆

仰るようにインドにもこの花は似合うような気がします♪
行った事はありませんが...(^^ゞ
2009/07/09 20:45  | URL | Rekio #-[ 編集] |  ▲ top

- Rekioさんへ -

椿の赤とはちょっと違って朱色っぽいし、花弁も薄いので・・・実際に見れば椿との違いはよくわかると思いますよ。(^^)

今でもインドで咲いているのかな~?
インドではどんな雰囲気を醸し出しているのか見てみたい気もします!
2009/07/09 23:27  | URL | Haru.Seion #-[ 編集] |  ▲ top

- ハイビスカスっぽいような -

花弁が薄く、透け感があるのが、開放的なハワイアンチック。でも、葉っぱがいかにもジャポネスク。そんな感じかなー。


ところで、全然話しは違うんですけどね…実は私、昨日は夜遊びをしてしまって。。。もう今日はそのままハイテンションで乗り切れそうだと思ったのですが、お昼過ぎからしばし昏睡状態 zzz

Seionオジサマはそんな夜遊びはしないと思いますが…うら若き お嬢さま と違って オジサマ ですし、車の運転やウォーキングの最中に フ~ッ と意識が遠のくなんてことがあったら危ないなー…なんて、老婆心でございますが、どうぞお気をつけくださいませね。

…って、お嬢さま が 老婆 になっちゃった!
2009/07/11 16:58  | URL | 待雪 #-[ 編集] |  ▲ top

- 待雪さんへ -

いや~実は私も睡眠不足ではあったのですが・・・ちょっと、いや、かなり嬉しいことがあって、ちょっと興奮状態でしたね。(^^)

そうそう!
陽を透かしてみると・・・ハイビスカスっぽいでしょ?
私もそう思っていたんですよ!
言いたい事を言っていただけたですよ。( ̄ー ̄)b ナイス!

お嬢様になったり、山姥になったり(あれ?)・・・待雪さん、変幻自在ですね~(笑)
2009/07/12 00:02  | URL | Haru.Seion #-[ 編集] |  ▲ top


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