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ベニシアの言葉から日本を再認識する
- 2009/06/17(Wed) -
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          日本在住38年の英国人女性ベニシアのナチュラルな言葉に耳を傾けるように・・・

 ベニシア・スタンリー・スミス・・・イギリス貴族の血統である家に生まれ、ケドルストンホールの屋敷(本書にもその屋敷の写真が載っているが・・・それはもう宮殿のよう・・・)で育ち、イギリスの貴族社会に疑問を持ち、19歳の時仲間とインドに渡りヒンドゥー教の聖地にある瞑想道場で学び、その後来日。 英会話学校を開設し、1996年、京都大原の古民家に移り住み現在に至る。 日本在住38年、その間に日本人男性と結婚、そして離婚。 その後、現在の夫である梶山氏と知り合い(そのあたりのことも本文で語られている)再婚。 4人の子供と2人の孫を持つ女性である。 そのベニシアの最新著書と書店で出会い・・・読んでみた。


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               『ベニシアの京都里山暮らし ―大原に安住の地を求めて』
                       ベニシア・スタンリー・スミス 著

                                ↑
                    ベニシアさんの自著紹介動画が見られる


 ベニシアさんというと・・・大原の古民家での生活ぶりとハーブなとガーデニングのことが中心の内容かと思えば・・・さにあらず。 もちろんハーブの実用についてや大原の生活についても語られている・・・もう少し広義にわたる内容を有する本で・・・ベニシアさん自身のこれまでの半生について、様々な人々との交流、イギリス人であるベニシアさんの目から見た日本のことなど大原での暮らしぶりや風景を写した写真とベニシアさんの手による温かみのありイラストを交えて語られる。

 その言葉の数々には・・・彼女の生活ぶりが反映されているかのようで・・・とてもナチュラルな感覚に溢れているように感じられ・・・余計な飾りも無ければ、無駄も無い。 自然の恵みを上手く生活に取り入れていく、理に適った自然との付き合いかた・・・そんな雰囲気に溢れている。

 彼女の言葉に耳を傾けるように本書を読み進んでいくと・・・日本に住み着いて38年のイギリス人女性にあらためて日本の自然の豊かさ、優しさを教えられる気がする。

 例えば・・・こんな彼女の言葉がある。

 “どくだみ、げんのしょうこ、よもぎなど、日本で育つハーブたちは、あなたに使われるのを待っている。 彼らが目に入るように、毎日をもっとスローダウンして。”

 ハーブというとどうも一般的には洋物のイメージがあるが・・・日本人が古来から生活に役立ててきた “和ハーブ” もたくさんあるわけで・・・ベニシアさんはそうした日本の植物にも目を向ける。
 ガーデニングもイングリッシュガーデンを日本でそのまま真似るのではなく、日本らしい花や植物との調和を考えるというのも・・・日本人的イングリッシュガーデンの在り方として、実はこの国の気候風土には合っているのかもしれない。。。
 また、路傍の草花にも目を向ける意味での “心のゆとり” を持つこと・・・生活全てはなくとも生活の中に “スローライフ” 的な時間を持つことってやはり大切なことなんだろうなぁ・・・と思わせてくれた。

 
 日本の自然の多様性と豊かさについてもあらためて認識させられもした。
 ベニシアさんの友人でベニシアさんとは真逆でイギリス人ガーデナーと結婚して20年イギリスに暮らしている日本人女性が一時帰国した時、イギリスには蝉や秋の虫の鳴き声が無く、日本人の彼女としてはそれが寂しくもあり・・・大原の虫や蛙の鳴き声を録音したテープをイギリスに持ち帰ったという。。。
 かつて、やはりイギリス出身のC・W・ニコルさんが日本とイギリスの自然の豊かさの比較として話していたことを思い出したりした。。。 いうまでも無くイギリスは歴史的には狩猟民族のお国柄・・・そのせいもあろうが・・・イギリスでは熊は900年前に絶滅しており、猪も400年前には絶滅したとのこと。。。 日本では、趣味や楽しみで野生動物を狩る事は欧米ほど盛んではなく、食用としての猟以外無駄な殺生はあまりしなかった。 日本のほうがイギリスより野生の動物は暮らしやすかった(意識的に過去形で語っておくが・・・)のかもしれない。
 その四季折々、多様な日本の自然を大切にする心を養う第一歩は、そんな日本の自然の中に足を向け・・・自然の中に身を置いて、自然に親しむことであることだと・・・私はそう思う。

 そのほか・・・この本では私も足を運んでみたくなるなるお店についても書かれている。
 ちょうど1年位前に琵琶湖を旅したとき、琵琶湖西岸の比良山中腹にあるお店に行った。 その時、この比良山の山麓付近はいい所だなぁ・・・と感じたのだが、やはりベニシアさんもそう感じたらしく・・・そこに彼女お気に入りのお店がある。
 また・・・寂光院のさらに北の谷間の集落に・・・是非とも食べに行きたいと思わせるベニシアさんの馴染みのお店もあり・・・そこにも是非、とても久しぶりに大原を歩きがてら行ってみたい・・・そう思わされた。。 
 どちらのお店も Seionの “旅したい地リスト” 入り! 両方のお店についての詳細はここでは秘匿!(笑)

 
 日本人以上に日本の自然をこよなく愛するベニシアさんのナチュラルな気持ちが ジワワ~ン と心に染みてくるような素敵な本だ。


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コメント
- スロー -

スローライフ、スローフード、そしてスロートレーニングに至るまでスローばやりですね。
ライフ、フードというような衣食住に関するスロー化は、街に住んでいるとなかなか難しいですよねー。でも、一から十までスローにならなくても、ふとそれに気付く時があれば、それでいいですよね?…とは、街の便利さから、もはや抜け出せないのではないかと思う者の言い訳だったりして。。。

先発コメントの方々がいらっしゃらなかったようですが、ちゃーんと拍手がポチポチ押されていましたね~♪
2009/06/19 21:13  | URL | 待雪 #-[ 編集] |  ▲ top

- 待雪さんへ -

そそ。。。そうなんですよ。
なかなか生活のリズム全体をスローにするっていうことって現実には出来ないですよね。
自分の心持ちとは全く無関係に世の中は動いていきますからね・・・。
だから、生活の中にほんの少しの時間でも・・・例えばいつもは歩かない所を一駅早く降りて景色を楽しみながら歩いてみる。。。とか、あるいは、休日の一日見晴しの良い所でボォ~っとしてみる。。。とか、少しスローダウンする時間を持つことって、自分のために大切なことではないかと思うのです。
走り続けるばかりではなく・・・いい意味で緩急がある生活を意識したいな・・・と思ったりしています。
2009/06/19 23:03  | URL | Haru.Seion #-[ 編集] |  ▲ top


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