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杜若・夕景
- 2009/05/14(Thu) -

                    428-1.jpg

                         夕暮れ時のカキツバタ

 前回、前々回の記事の続きですが・・・

 花遊庭をゆっくり歩いて帰りがてら夕食に向かう途中、少し帰路を変更すればカキツバタの群生地に寄っていけることに気付いた。 小堤西池のカキツバタ群落・・・国指定の天然記念物になっている。
 その群生地は農地の中の湿地にあり、駐車場から歩いて15分ほど。


                428-1-2.jpg


 夕暮れの田園風景の中を歩いて行く。 この日は夏を思わせるような暑い日だったので・・・陽は落ちたが、田んぼの上を渡ってくる心地良い風に吹かれながら、夕涼み散歩って感じで歩いている人達の姿もチラホラ見られた。


     428-2.jpg


 迫る夕暮れ・・・まだ満開には至っていないようだが、湿地帯のそこかしこにカキツバタの紫色の花が見られた。
 この紫色の花・・・むしろこうした夕刻に見る方が、その艶っぽさを一層感じられるような気がする。


     428-3.jpg


                                    ら衣
                                  つつなれにし
                                  ましあれば
                                  るばるきぬる
                                  びをしぞ思ふ

 平安時代を代表するプレイボーイ在原業平をモデルとしたと言われる『伊勢物語』で主役の男が八橋(愛知県知立市辺り)で、カキツバタの名を織り込んで旅情を詠いこんだ歌だ。
 それがためにカキツバタは・・・我が愛知県の県の花となっている。
 

                428-4.jpg


 次第に夕闇が色濃くなってくる頃・・・紫の花の色もその濃さを深めていくようだった。

 やがて・・・湿地のあちこちでカエルの合唱が始まり、すでに夏の夕暮れの雰囲気が漂う。。。


                428-5.jpg


 この紫色の花・・・若い頃はそう好ましく感じられなかった。。。 そもそも紫という色がなんとなく好きになれなかったということにも因はあると思われるが・・・。 
 紫色はもともと高貴な人が見に纏う色ではあるのだが・・・若きSeionにはなんとなく いやらしい ような色に感じられていたようにも思う。。。
 が、いつの間にやらその いやらしい と感じた紫色が 艶っぽく 感じられるようになってきたような。。。。
 かつて漠然と いやらしい と感じたのは紫色にとってはいわれの無いはた迷惑な偏見で・・・実は いやらしい のではなく、紫は 大人の色 なんだと・・・今はそう思える。 

 周囲が暗くなってくる時分に撮る紫色のカキツバタの花・・・日中の明るい時刻に撮るより艶っぽく感じられると思うのだが・・・いかがか?


 青から濃い藍色へと空がその色を変え・・・紫の花も夕闇に溶け込んでいこうとする頃・・・田園風景の中の道を引き返し始めた。。。


                428-6.jpg


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コメント
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2009/05/14 01:50  | | #[ 編集] |  ▲ top

- 鍵コメさんへ -

確かに!
言われてみれば・・・色だけではなく、そういう意味でも艶っぽさがありますね!
なるほど~と思いながらコメント読ませていただきました。(^^)
2009/05/14 13:24  | URL | Haru.Seion #-[ 編集] |  ▲ top

- -

和歌素敵ですね。
そして、それをご存じのseionさんも素敵です♪
カキツバタの写真をupするのを忘れてたことに気付きました。
カキツバタの色が本当に美しいと思いました。
2009/05/14 17:35  | URL | atsuko #-[ 編集] |  ▲ top

- -

トップの写真 特にステキですね~♪
まるで日本画を観てるよう。。。

夕暮れから 闇が迫ってくるにつれ
カキツバタの花が艶めいてくるさま
堪能させていただきました^^
2009/05/14 23:53  | URL | なっち♪ #-[ 編集] |  ▲ top

- atsukoさんへ -

こちら愛知には在原業平と地元の姫との悲恋も伝承されていて・・・以前 “何故に?” と思ってちょっと調べたときに、『伊勢物語』のこの歌のことも知りました。 なんせ地元のことですからね。(^^)

atsukoさん色のカキツバタも・・・待ってますよ
2009/05/15 00:32  | URL | Haru.Seion #-[ 編集] |  ▲ top

- 順番通り -

…に来ました!

トップの写真は、表装して床の間に。。。藍色の空が水面に映って?…上品な青に浮かぶ紫色のカキツバタは、正に日本画の世界です。


紫が いやらしい ?いくら若くても、それはちょっと…とは言っても、そういう感覚は、どうしようもないものですけどね。。。

高校の先輩で 紫 で ゆかり という宝塚のようなお名前の方がいて「うわっ、かっこいい~」と思っていました。また、中・高の同級生で 紫野 で しの という、おそらくご両親は万葉集から取ったのでしょうか…中学生の私には「こんな名前があるんだー」とびっくりしたのを覚えています。

『紫~ゆかり~縁』であるならば、とても大事な大人の色です。
Seionさん、きっと今は大好きな色でしょ?
2009/05/15 00:35  | URL | 待雪 #-[ 編集] |  ▲ top

- なっち♪さんへ -

扉の写真・・・意図した雰囲気とは違ったのですが・・・結果として結構お気にな1枚となりました。。。
怪我の功名???(笑)

真っ暗になっては花も見えませんが・・・暗くなりかけてきた頃合・・・実はカキツバタや菖蒲を愛でるには最適時間なのではないかと・・・そう思ったりしてます。(^^)
2009/05/15 00:36  | URL | Haru.Seion #-[ 編集] |  ▲ top

- いつもの顔の待雪さんへ -

です!
空の藍色が上手く水面に映りこんでくれました。
これ・・・間違いなく偶然の賜物。 写真の神に感謝!(笑)

いや・・・紫が いやらしい と感じたのは・・・おそらく少年Seionが “まだ知らぬ大人の世界に対する恐れと慄き・・・実は潜在化に隠された憧れと好奇心” のような気持ちが渾然となって、その気持ちを処理しきれる心の容量も当時はも持ち合わせていなかったがための・・・一種の回避的心情なのかと。。。(笑)

もちろん・・・好きですよ。今は紫が。
紫が似合う女性なんて・・・きっと見惚れます。(笑)

紫でゆかり、紫野でしの・・・どちらもステキです。名前惚れしそうな。。。(汗)
もし自分に女の子供が出来たならつけようと密かに思ってもいた思い入れのある名は・・・色ではないのですが実は花に関する名だったりします。 
2009/05/15 00:47  | URL | Haru.Seion #-[ 編集] |  ▲ top


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