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里山に春芽生える
- 2009/03/22(Sun) -
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               お気に入りの里山に “春の芽生え” を求めて
 私は土曜日が仕事だったので三連休にはならなかったが、春分の日は休みで・・・いよいよ春を迎える暦の日なのだからと、お気に入りの里山の “春の芽生え” を探しにのんびりと里山歩きを楽しむことにした。

 美味しいパン屋さんでおやつ用のパンをいくつか仕入れて・・・里山に向かう。


 里山に続く道を歩いて行くと・・・まずは調整池の鴨たちの姿に心和む。


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 この池の鴨たちも、やがて北へ共に飛立つパートナーを見つけただろうか・・・?

 そして・・・いよいよ里山の森の中へ。。。


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 冬枯れの木々の新芽も膨らみつつあり、その木立の根元には瑞々しい草が生い茂りつつあった。
 
 今からだ。。。今までの冬景色が春の光景へと劇的にその装いを変えていくのは。。。

 そんなことを思っていると・・・ふと目の前を蝶が横切り・・・上の写真の右端の小さな木の橋にとまった。

 “おっ!今年の初蝶だ!” と、喜び勇んで撮った。


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 ルリタテハだ。
 この蝶も成虫で越冬するから、正式には初蝶とはいえないかもしれないが・・・それでも私がこの春最初に出会った蝶だ。
 このルリタテハ、羽根を閉じていると “枯葉か!” と思えるような色なのだが・・・実は羽根の表面が濃い瑠璃色をしているので、この名が付けられている。
 幸いに羽根を広げてくれたので、その羽根の表面も撮れたのだが・・・家に戻ってPCでその羽根を広げた写真を見て・・・軽いショックを受けることになる。。。


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 右側の羽根の下の部分が欠け落ちている。。。
 長い冬の間に羽根が裂けたのか・・・? それとも鳥にでも襲われたのか・・・?
 きっとこれでは満足な飛び方が出来ないのではないだろうか・・・?
 それでもこうして春まで生き延びて、きっと子孫を残してその生を終えるのだろう。。。
 この羽根の欠けた蝶を見ていて・・・命の営みの厳しさと強さに、正直少し胸が熱くなる思いがした。


 ルリタテハの歓迎の舞を受け・・・小さな小さな川の流れにそって森の中へと続く道へ。。。

 次に私たちを歓迎してくれたのは・・・ピンクの花が可愛いショウジョウバカマだ。


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 まだ草の生えてきていない川の土手にも春を感じさせてくれている。
 水際のこの花の姿は・・・なかなか愛らしい。


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 チョロチョロ・・・と流れる水音をBGMにして、春の陽射しを浴びた水際のこの花の姿は・・・まさに “小さい春” って感じだ。

 そして・・・咲き始めたレンゲにも出会えた。


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 日当たりの良い場所では・・・もうすでに “小さなレンゲ園” の姿になりつつあった。。。

 思った以上に “春の芽生え” に出会えて・・・歩いては、見つけ、眺め・・・また歩いては、見つけ、眺める・・・その繰り返しだ。。。(笑)
 だが、こういう “小さな春探し” の里山歩きは・・・飽くことがない。

 かつて、あるお坊さんの講演を聴いた時のこと、そのお坊さんは野の花、特に地に咲く小さな花の写真を撮るのが好きだと語られ・・・

 “出来るだけたくさんの花を観て、その花の名前を覚えてみてください。 それが仏教、お釈迦様の教えにも適うことになるんです” と仰った。
 
 こういうことだ・・・。
 まず、野に咲く小さな花にも目を向ける。。。 すると、名も無いように思われる小さな花にも実は愛らしい花がたくさんあることに気づく。
 そうすると・・・可愛らしいと思った小さな花の名を知りたくなる。。。 それを繰り返していくと・・・実は、今まで名も無きような小さな草花にもちゃんと名前があることがわかってくる。。。

 “自分が可愛らしく感じ、その花の名前まで覚えたとしましょう。 どうですか?その名前まで知った小さな花が足下に咲いていることに気付いたら、無碍に踏みつけることが出来るでしょうか?”


 と、そのお坊さんは言われた。
 そして・・・

 “何もお釈迦さんのように虫が活動する時期にむやみに歩き回ったら虫を踏み殺してしまうから、虫が活動するような時期は一箇所に留まり行に励め、などと堅苦しいことを言うつもりはありません。 でも・・・考えてください。 花の名を覚えて、その花の命を慮る人が多い世の中と、花の名なんぞ知るものかと、足下の小さな花を踏み潰してなんとも思わない人が多い世の中と・・・どちらが良い世の中になりそうだと思いますか? 小さな花の命にも想いを馳せる・・・それこそが、仏教でいう「自利」と「他利」の違いの気付きはじまりであり、すでに「他利」の実践とも言えるのです。 花を踏みつけて平気な人は、自分のことが最優先だから、自分の行動によって周囲に迷惑をかけていることに気付かないような人もいるかもしれませんね。”

 とも仰った。

 なるほど確かにそうだ。。。
 様々な花の名前を知るにつれ・・・見知った小さな花が足下に咲いているのに気付けば・・・私とて、やはりその花を踏まないようにはするようになった。
 そのお坊さんの話しを聞いた段階ですでに “なるほど~” と感じ入ることがあったSeion、それ以来山や森歩きでも時として地に咲く花にも目を向けるようになった。
 そのお坊さんの言うように小さな花の名を知る人が多い世の中・・・そして、小さな花の名をたくさん知っていて、小さい頃から自分の子供にもそんな花の名を教えてやれる親が多い世の中・・・やはりどう考えてもそうでは無い世の中よりは良いように思えるよね。

 なんでもそうだけど・・・これはいい!やりたいな。。。 と、感じたら、 “いつか” “そのうち” ではダメだよね。
 概して・・・“いつか” とか “そのうち” とか “忙しいから” とかの言葉が先に付く人(もちろん私自身にもそういうことは多々有り・・・自戒!)の場合、実際に行動まで起こす人は・・・かなり稀だよね。
 たとえ “忙しい” と言っても、月に何度かある休みのうちで里山を歩くために供する半日程度の時間がとれないほど忙しい人って・・・そうそうはいないと思うし、そんなに忙しい人なら、ネットでブログを見たり記事を書いたりするような時間などとれないよね。。。(笑)
 乳飲み子や幼児の世話をしているならまだしも・・・仕事や子供で忙しいから・・・やりたいと思うけどそのうち・・・なんて言っている人に限ってメタボチックなお腹をポリポリ掻きながらTVの前で寝転がっていたりしてね・・・(爆)
 本当にやりたいと欲するなら、身近で出来ることから始めればいいんだし・・・たいしてやる気もないのに中途半端に “そのうち・・・” なんて言わない方が身のため。。。かも?(笑)
 案外・・・そういう何気ない言動にその人の “真贋” のほどが滲み出たりするから・・・。

 と・・・言うわけで、そのお坊さんの仰る通り・・・地に咲く花の名も覚え始めると・・・なにげない里山の風景の中にも幾多の発見や自然の織りなす “命の物語” を垣間見たり出来るようになったりする。

                      この小さな白い花は・・・

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                       ご存知・・・ハコベだ。

                     
                      この変わった紫の花は・・・

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                        ムラサキサギゴケだ。
           もちろん苔ではない。苔のように地面に広がるからそう呼ばれる。


                    この水の中から生い茂る黄色い花は・・・

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                   キンポウゲ科のタガラシの種と思われる・・・。

 とにかく里山には・・・様々な命が満ち満ちていて・・・本当に飽きない。


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 土筆とレンゲの競演! いかにも 春だ! って感じの競演だ。

 こちらは・・・土筆とムラサキサギゴケの競演。。。


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 土筆との背比べでもこの程度の背丈しかないのだから・・・ムラサキサギゴケがいかに小さき花かわかろうというもの。。。

 里山の森を・・・時にパンを頬張りながら・・・のんびり歩き、たくさんの “春の芽生え” に出会えた。
 これからの季節、本当に外で過ごすのが楽しい時期だ。
 
 ふと気付けば・・・いつの間にか日が西に傾きはじめていた。。。 またいたってのんびり歩調で里山の森の中の道を引き返し始めた。。。


       373-9-4.jpg  373-9-7.jpg


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コメント
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了解しました!
お坊さんの言葉を胸に秘め
メタボチックな心とならぬよう・・
里山の散策 楽しみたいと思います^^
2009/03/23 01:16  | URL | なっち♪ #-[ 編集] |  ▲ top

- なっち♪さんへ -

確かにそうだ!
休みなんかにぐうたらしているだけでは・・・お腹だけではなく、心もメタボになっちゃうよね!
上手いこと仰る。 妙に納得しちゃいました。(●^o^●)

これからの季節、里山を歩くのはとても楽しいですよねッ♪
お互いに里山やその自然から 命の息吹パワー をもらいましょう♪
2009/03/23 12:51  | URL | Haru.Seion #-[ 編集] |  ▲ top


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