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狐に導かれて?狐につままれて?
- 2008/12/31(Wed) -
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                    ひょんなことから南吉めぐり
 私はよくナビに逆らう。
 いつも活用しているくせに、ナビが導こうとしている道に “こっちの方が早いじゃん” などどケチをつけて勝手に針路を変える。
 結果・・・成功半分、失敗半分。 失敗時にはめっちゃ細い道にはまり込んだり、道がわかんなくなって結局ナビに泣きついたり・・・ってこともあったりは・・・する。

 昨夕もナビの方針に逆らい、勝手に細めの道に針路を取り・・・気付いたらいかにも郷中というような道に入り込んでいた。
 半田市方面に買い物に出掛けたついでにケーキが美味しいカフェが近いことを思い出し、そのお店を目指している時のことだ。。。

 ふと気付いたら・・・「南吉の家」と記された看板が・・・


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 なになに・・・? 新美南吉の養子先の家だって・・・?
 ってことで、車を降りて見学することに。 そうすりゃ無駄に迷ったわけではないことになる!

 その家、いかにも昔の農家って感じのままで保存されている。


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 南吉の生母の実家ということだから・・・南吉はお母さんの実家の養子になったわけで、後に生家に戻っても 「新美南吉」のままであり、養子に入った新美家の跡取りという意味もあろうが、4歳で生母を亡くし実家に帰ってもいるのは継母ということで、亡き母への思いが母の実家の姓を名乗らせ続けたのかもしれない・・・なんて思った。。。


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 そんな思いで家の中を見ていると・・・柱に掛けられた狐の面が何事か言いたげな表情に見えたりした。。。


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 古い家のままで保存されていて、地元の人達の南吉への親しみが感じられる。。。


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 庭先には誰が干したか・・・大根が干してあった。。。 なんに使うんだろうか・・・?


 私も南吉の養子先の家を見学したのは初めてだったのだが、聞けば同行者は南吉の生家にも行ったことがないということだったので、この歳だから生家の方にも立ち寄ってみることに。


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 こちらの生家の方には以前来たことがある。
 10月1日の記事【水際の彼岸花】で記した南吉の作品「狐」の下駄屋は、畳屋と下駄屋を営んでいた実家がモデルだとも言われている。。。


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 今も下駄屋と畳屋の雰囲気は保存されている。


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 生家には南吉の写真も展示されており、いかにも童話を作るような優しげな面影だ。


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 母を早くに亡くした南吉・・・小さい頃から自分で物語を作ったりしていたのかもしれない。。。
 普通なら、「狐」の文六ちゃんのようにお母さんが眠るときにお話しを聞かせてくれたりする年頃だもんね。。。お母さんを亡くしたのは。。。
 そう考えると、南吉の童話の中の母子を描いた物語って・・・あたたかいけど、やっぱり切ないね。。。


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 古い柱時計・・・南吉がここ住まった時にも時間を刻んでいたのだろうか・・・?
 そして、若くして亡くなった南吉の残り少なくなっていく “生の時” を刻んでいたのだろうか・・・?


 養子先の新美家からこの生家まで直線で5㌔くらいだと思う。。。
 大人ならたいした距離ではないが、養子に出された当時の南吉にとっては遠かったことだろう・・・。
 母を亡くし、たとえ親戚だとはいえ住み慣れた家を出た8歳の少年の心細さ、淋しさは・・・いかばかりであったか・・・。

 「狐」の文六ちゃん達が歩いた道は、養子先から生家くらいの距離であったのではないだろうか・・・? 南吉の幼少時の養子先から生家へと続く道、その距離感といったことも後に彼が書いた物語の中に反映されているように思ったりした。。。


 思いがけずに 南吉めぐりの小旅行 のような時を過ごしたが・・・本来の目的のカフェへ向かう。


 車中の会話。。。

 “なんだか南吉が描いた狐に導かれたというか、導かれたみたいだよな・・・”

 と、私が言えば、

 “そ~ぅ? 単に道を間違えただけって説もあるけど?”

 と・・・笑いながら言い放つ。。。


 “そうです。そうです。ナビに逆らって細い道に迷い込んだのは俺のせいです。。。 でも夢がないな~!ここは新美南吉がここを舞台に狐の話しとか書いた所。。。ごんぎつねや手袋を買いに行った狐の魂が生きていて 「ちょっと寄っていきなよ~」って俺達を導いた・・・と考えれば楽しかったりするじゃん”

 って言葉を胸の中で呟いたSeion。。。(笑)


 で、ケーキの美味しいカフェは・・・年末のためか午後3時で閉店していた。。。(  ̄ ̄∇ ̄ ̄; )


 まっ。。。いいよね。。。ちょっとした 南吉めぐり が楽しめたんだから・・・・・・・・・・。(汗)


 嗚呼・・・年の最後の記事が “狐につままれた” ような内容のものになってもうた・・・。(汗々)


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