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植物たちの静かな闘い
- 2008/12/08(Mon) -

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                    セイタカアワダチソウの盛衰

 昨日の記事でススキとセイタカアワダチソウのことを書いた。
 あれだけ各地で我が物顔に繁るように咲いていたセイタカアワダチソウが近年、その勢いを失いつつあり、セイタカアワダチソウとはいえないような・・・セイヒクアワダチソウとでも名付けたくなるような小じんまりと咲いている姿も見られる。。。

 隆盛を極めた頃のセイタカアワダチソウの群生は猛々しいほどで、もともとの日本の野草を飲み込んでいくかのような勢いがあった。
 その勢いが凄まじかったせいもあってか、セイタカアワダチソウは花粉を飛ばさないのに、花粉症の元凶の濡れ衣を着せられたりもした。
 現在では、アトピーの症状の抑制にも効果があるとわかったりして・・・小型化してきたその姿とも相俟って、イメージはかなり改善されたといえる。


 そのセイタカアワダチソウが次第に数を減らしつつ小型化してきた理由は主に二つあると考えられている。

 一つには、セイタカアワダチソウの排他的性質がその理由だ。
 セイタカアワダチソウは、群生化して他の植物が入ってこないよう種子の発芽を抑制する物質を根茎から出す・・・このため、一時はセイタカアワダチソウの天下となるが、やがてその物質は自らの種子の発芽も抑制し始めてしまう。。。
 そのような物質を出す植物はセイタカアワダチソウだけではないが、セイタカアワダチソウの繁殖力が強かったせいで、その隆盛も顕著に感じられたのかもしれないね。。。

 まるで栄華を極めたローマ帝国や日本の平家政権が、わが世の春を謳歌している間に内から腐り、軟弱化していき、やがては滅亡していったような人間界の歴史的な出来事にも通ずるような感じもする。。。
 同じような事は現在もまだ人間界で繰り返されているようだ・・・。 例えば、冷戦を経て世界唯一の超大国と呼ばれるようになった国など・・・。


 そして、二つ目の理由はセイタカアワダチソウの根の張り方のある。
 セイタカアワダチソウの根は、地下40~50cmの土から養分を吸収する。 日本の野草にはその深さから養分を吸収する植物が少ないせいもあって、セイタカアワダチソウは爆発的に日本での繁殖に成功したわけだが・・・やがてその深さの土の養分が失われていき、結果としてセイタカアワダチソウも勢いを失ってきたということだ。

 が・・・ローマや平家など、人間界の事柄とセイタカアワダチソウが違うのは、それまでのように他の植物が入り込む余地の無いように大群生はしなくても・・・ちゃんとその姿を小型化して生き残っているということだ。
 その結果としてススキなどが以前に較べて増えつつあるのが現状だと言われている。
 
 これがセイタカアワダチソウが真に日本に帰化していく過程なのか、虎視眈々と復権を目論むための潜伏期なのか・・・もう少し時を経ないとわからない。。。

 が・・・自然界の “物言わぬ静かな闘い” は、なかなか厳しいものだ・・・。


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