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終わっていない戦争。。。風化させちゃいけない戦争。。。
- 2008/10/23(Thu) -
                224-0.jpg

             今日の夕刊に2つの戦争関連の記事が掲載された
 今夜、大二次世界大戦に関係する2つの記事が掲載された。
 どちらの記事も考えさせられる記事だし、ある意味対照的な部分を内包しているようにも読み取れた。


                224-1.jpg

最初の記事は・・・

《大和引き揚げ計画が呉で浮上 》

 東シナ海に沈む戦艦「大和」の主砲などを引き揚げる計画が、呉市の経済界などで浮上している。
呉商工会議所を中心に来春にも、引き揚げに向けた準備委員会を設立する見通しになった。

 呉商議所などの計画では、引き揚げるのは海底約340メートルに沈んでいる主砲と船体前部の一部など。試算では費用が50億~100億円程度になるという。準備委は、呉商議所の奥原征一郎会頭や
大和ミュージアム(呉市)の戸高一成館長ら10人程度で構成する見込み。今後、大和乗組員の遺族
らに理解を求めながら準備する。

 引き揚げ方法などの検討はこれからで、2―3年かけて全国から寄付金を募り、資金を賄う考え。
 実際に引き揚げ作業に入るのは約5年後になる見通しという。展示場所として主砲などは、大和ミュージアム敷地内の「大和波止場」に置くことなどが検討されている。


 という記事だ。
 なんと・・・費用が50億から100億円も!!!w(°o°)w
 そんな大金、他で使えば困っている人も大勢助けられるのに・・・とも思わないでもないが、それは本題ではない。
 この報道について意見を求められた、大和の乗組員で機銃兵だった86歳の男性の談話に思わず深く頷いてしまった。。。
 その男性は・・・

  “艦体はいいが、艦首にある菊の御紋まで引き揚げるのは賛成しません。菊の御紋だけは、眠っている三千人余りの戦友の魂とともに残していただきたい。”
 


 と、いうものだ。。。
 1945年4月7日、米軍機動部隊の猛攻撃を受け、坊ノ岬沖で撃沈され三千名を越えるの乗組員と共に戦艦大和は東シナ海に眠っている。 この談話を語った人にとっては、大和が沈む海底に三千名を越える戦友は眠っている。。。いや、今でも “艦と共にそこにいる” という感覚なんだろう・・・。
 大和が沈み、日本が敗戦して63年・・・この人にとって戦争は過去にはなっていない。。。 海底に眠っている人々から菊の御紋を奪わないで欲しいという切なる思いが胸を打つ。。。

 艦首部分の引き揚げに成功した場合、調査したり撮影した後に、菊の御紋は海に眠る人達に返してあげて欲しい・・・私もそう思った。
 彼らから、あの戦争の、あの無謀な大和の出撃作戦の、そして、命を捧げた大義名分のその象徴を奪わないで欲しい。

 しかし・・・本当に引き揚げられるのかなぁ。。。
 それに、もし艦首と主砲とはいえ、艦の重要部分を引き揚げてしまったら・・・将来ガミラスに攻められた時、宇宙戦艦ヤマトとしてイスカンダルに行く艦が無くなってしまう・・・。(って、そういうことじゃないね・・・失礼しました。。。)


                224-2.jpg


そして、もう一つの記事は・・・

《広島の空にピカッの文字 現代美術の素材、不快感も》

 広島市で21日、東京の芸術家集団が飛行機雲で「ピカッ」の文字を上空に描いていたことが22日、分かった。平和を訴える現代美術作品の素材にするため原爆を意味する言葉を表現、広島市現代美術館の学芸員も立ち会ったが、被爆者や市民から「いくら芸術のためでも不快だ」との声が上がっている。

 同美術館によると、企画したのは東京都在住の男女6人。自費でチャーターした軽飛行機で21日午前、広島市上空に片仮名で「ピカッ」の白い文字を5回にわたって描き、メンバーが平和記念公園などからビデオと写真で撮影した。文字は数分で消えた。

 11月に同美術館で開催される企画展に出展する作品の素材という。美術館は「彼らはまじめな気持ち。いろんな意見はあると思うが、まだ制作過程なので、出来上がった作品を見て判断してほしい」としている。


 と、いう記事なのだが・・・

 まずは・・・美術館の談話にモノ申す! 当たり前です!こんな無神経なこと、遊び半分に不真面目な気持ちでやったら許されることではありませんって! 
 そして、実行した芸術家さんたち・・・どんな作品になるかは、芸術的な素養が希薄な私には想像し得ませんが・・・空に ピカッ って実際に文字を書いてしまおうなんて・・・ちょっと発想が幼稚なんじゃないですか??? その幼稚な発想を思いつく感性では、戦後63年、ずっと原爆後遺症で苦しんでいる人達・・・多くの肉親、知人を失ったあの日の朝の記憶を胸に抱いて生き続けている人達・・・そんな人々が、その空の下にたくさんいらっしゃることには想いが及びませんでしたか?
 あなた達の作品がどんな作品に仕上がるのかはわかりませんが・・・人の痛みを慮る感性の無い人々によって作られた作品を私は支持いたしません。
 
 この芸術家さん達にとっては・・・ ピカッと光ったあの日の空は芸術の素材ではあっても・・・それは、単なる“記憶”ではなく、その日から今に続く幾多の人生があり、確実に“現実”なんですよ。。。
 こういうことが無神経にも出来てしまう人がいるってことは・・・やはり、戦争体験の風化の一端なんだと思う。

 一方は、63年後の今に至っても海の底に眠る戦友の心情を思い遣る。。。
 一方は、空の下に生きる人々の心情を思ってか否か・・・幼稚園児がお絵描きで空に字を書くかのような事が芸術制作のためと称して行われる。。。

 戦争の風化の危機を声高に叫ぶ前に・・・今まだ戦争を過去とし得ない人々の存在を忘れてはならないと思う。
 たまたま同じ夕刊に掲載された、その内容の奥底に戦争に対する対照的な“重み”を感じさせられる2つの記事で・・・Seoin、考え込んでしまった夜だった。。。


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コメント
- ジ~ン。。。 -

なんかジ~ンときます。
私達主婦もこんな記事を読まないといけないなぁ。。。
だって、子供たちに伝えてあげなきゃ。

こちらの小学校では、修学旅行に「広島」に行きます。
長女も長男も「広島」から帰ってきた時に、一生懸命に見た事、感じた事を聞かせてくれました。
来月、次男が行きます。

私達の住む住宅には、中国の方がたくさん住んでおられます。
日本人はすぐに中国の人の悪口を言います。
過去の歴史なんて、全く関係ないのです。
悲しい事です。

でも子ども達は、そんなこと関係なく仲良しですよ。
「今日○○○がね~」と、中国の子の名前が飛び交います。
とても自然です。
あれ?子どもに教えられてる主婦だったりして・・・i-229


2008/10/24 08:12  | URL | Lei Lei #-[ 編集] |  ▲ top

- Lei Leiさんへ -

次男君も広島で何か感じてきてくれるといいね。
私も広島の原爆資料館と沖縄のひめゆりの塔にはとても大きな衝撃を受け、それは・・・涙を流すのを忘れるほどの衝撃でした。。。

私は・・・中国が好きではありません。。。
それは、中国の人が好きではないということではなく、中国の共産党体制が好きではないという意味なんですがね。。。
現、胡錦濤主席はまだ国際感覚がありそうで少しは楽観していますが・・・とにかく前、江沢民主席のときの嫌日本的な教育が酷すぎました。。。
国内問題から国民の目をそらす意味もあって、とにかく日本を悪者にした教育をしたせいで・・・若い世代に反日感情が植え付けられてるからね。。。
日本の教育にも問題はあるけど・・・あからさまに他国に反感情を植えつけるような教育をしないだけ・・・まだましかな。。。

ことほど左様に・・・ホントに教育って大切だよね。。。
2008/10/24 23:18  | URL | Haru.Seion #-[ 編集] |  ▲ top


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