2017 08 ≪  09月 123456789101112131415161718192021222324252627282930  ≫ 2017 10
スポンサーサイト
- --/--/--(--) -
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
甘雨
- 2008/03/22(Sat) -

                 025-1.jpg

                  草木を潤す春の雨
また降りだした雨は、すぐ上がりそうだった。

もう雨は上がったものと思ったから・・・傘も持たずに歩き出したのだ。

そんな二人を見ていたかのように気紛れな春の空がまた少し雨粒を落とした。

だが、その雨に勢いは無く、すぐ上がりそうだった。

だから二人はその公園の中の東屋で雨宿り。

雲の動きが早くなり、急速に西のその切れ間が明るくなってきていた。


「もう止むね」

「うん。止むよ」

東屋のベンチに並んで座って、しばらく一緒に西の空を眺めていた。

ふと、東屋のすぐ外の地面に目を落とした彼女が言った。


「あっ、地面の草がこんなに」


彼女の声で地に目を落とした。

本当だ。まだ大部分は冬枯れ色の公園の地面のあちこちにこんもりと緑色の部分があちこちに。

まるで、冬枯れの海に浮かんだ緑豊かな島々のように。

やがてその緑が冬枯れの海を覆う頃・・・春は深まっていることだろう。

「雨が降って草が喜んでいるみたいだよね」

雨滴を葉に乗せた草をもっとよく見ようとしゃがみこんで地面を見つめながら彼女が言った。


                  025-2.jpg

「ホントだ」

そう応えながら彼女と同じようにしゃがんだ。

“そうなんだよな。。。

地面の草にも目を向けて・・・喜ぶ・・・とか言う、そんなところが好きなんだろうな・・・”


唐突にそう思った。。。

甘雨を喜ぶような地の草をなんだか嬉しそうに眺める彼女の横顔を・・・

なんだかちょっと嬉しい気分で眺めていた。

この雨・・・私にとっても甘雨だったようだ。。。




**この記事に何か感じるところがございましたらクリックいただければ幸いです**

               ブログランキング・にほんブログ村へ  



スポンサーサイト
この記事のURL | 季節折々 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<春の海 - 夕景 | メイン | 河津桜の謎>>
コメント

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://hananosakuoto.blog52.fc2.com/tb.php/37-d855360f
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。