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殺さない 殺させない - ブッダの心
- 2008/06/17(Tue) -

                     099-1.jpg

               『もう殺さない-ブッダとテロリスト』
                  サティシュ・クマール著

著者、サティシュ・クマールは193年、インド生まれ。
仏教、ジャイナ教を学び、ガンジーの思想に共鳴し、自然への愛と共生に基づいたスモールスクールの運営などの活動を行っている。

本書を書くきっかけは・・・9・11のテロをニューヨークに滞在していて目撃したこと。

仏教の経典の中で語られる、殺人者アングリマーラと釈迦の話し・・・以前にもその話しは読むか、聞くかしていたが・・・こうして1冊の本としてきちんと読むと、この話しの重みがよくわかる。
とてもわかりやすく釈迦の教えが記されている。

アングリマーラを“殺人者”としてでなく、“テロリスト”としたところに、(実は、それ以前から続いている)9・11以降の怨嗟と戦いの連鎖に著者が大いなる危惧を抱いていることがよく表れていると思う。

宗教にも深く根ざした怨みと暴力の連鎖が悲劇の拡散を生んでいっている時代だからこそ・・・数多の神仏の存在を認める釈迦の教えや仏教の考え方をもっともっと世界に理解してもらえたら・・・と思う。


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本文より・・・

“・・・ 暴力はさらなる暴力を生み育てます。復讐こそが正義だとは思いません。誰かが、どこかで勇気をふるって、暴力の連鎖を断ち切らねばなりません。許しは、裁きをも越えてゆくのです。 ・・・”


著者が本書で訴えたいコアな部分を表している言葉だと思う。。。

また・・・このような釈迦の言葉も語られる。

本文より・・・

“・・・ ハチが花から花へ、少しずつ甘い蜜を求めて飛ぶように ・・・ ハチはけっして花を傷つけない ・・・”


“足るを知る”という考え方だ。
無いものは奪って(戦争)してでも、他人(他国)から奪って手にする・・・という考え方を諌めると共に、エコの基本的な考え方にも通ずるように思う。


戦争やテロだけのことではない・・・

先日の秋葉原の悲惨な事件・・・
どこをどう考えても、自らの不遇(と、言えるか否かもわからないが・・・)による鬱屈した怒りを、政治や社会のシステムに対して向けるなら・・・まだ少しはわかるが、何の罪も無い、無関係の人々の多数の命を奪うなど・・・理解できるものではないし、きっと理解し得ない。
もし存在するのなら、これこそ無間地獄に陥るほどの所業だ。。。

そのように、あまりに “自分以外の命” を軽々に奪ってしまう考えられないような陰惨な事件の多い現代の日本にあっても釈迦の教えは一層重みを増しているように思えてならない。

人の命の大切さを訴えつつ・・・許しをも説く釈迦の教えを、わかり易く描いたこの書・・・
大人はもちろん、子供にも 釈迦の教え の一端に触れることの出来る素晴らしい書だと思う。

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コメント
- 人の命の大切さ・・・。 -

ブッタの教えは、世の中を変える事ができそうな気がします。(子どもの頃に、マンガで読んだ程度ですが・・・)
バーチャル世界に生きる若者たちが「生老病死」避ける事のできない事実を見つめる機会があれば・・・と思います。
「死」を見つめる事で「生(命)」を大切にする事ができます。
バーチャル世界のように何度も簡単に生き返えれませんから(泣)
悲惨な事件は許せません。
起こしても幸福になどなれません。

「今日は何人殺した」と、ゲームの話をする息子を見ていると親として、責任を感じますi-241
2008/06/17 17:33  | URL | Lei Lei #-[ 編集] |  ▲ top

- Lei Leiさんへ -

仰るとおり!

“「死」を見つめる事で「生(命)」を大切にする事ができます”

同感です!

日本の仏教は・・・先に信仰されていた神道とも折り合いを付け、後に入ってきた様々な宗派の仏教の考えも吸収しながら現在に至っているわけで・・・そういう“共存”の精神は世界に誇っても良いと思うのです。
2008/06/17 21:11  | URL | Haru.Seion #-[ 編集] |  ▲ top


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