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八月・・・夏の日
- 2010/08/06(Fri) -
                          (Please click this photograph)
                 879-1.jpg

                             睡蓮。。。赤トンボ。。。
     879-2.jpg


 睡蓮を撮った。 何度も撮ったのだが・・・見る度に吸い寄せられるように撮りたくなってしまう花だ。。。


     879-3.jpg


 睡蓮の蕾に赤トンボがとまった。。。 赤トンボは・・・自分がとまった場所が間もなく開花した花弁となることを知っているのか・・・?


 65年前の8月6日午前8時15分・・・広島市の上空高度約600mで核分裂爆発を起こした。。。 多くの人が犠牲になった。 多くの人がその後も・・・そして現在に至るまで苦しんでいる。。。
 人だけではない。。。 数多の生き物が・・・数多くの花や植物が・・・一瞬にして消し飛んだり、吹き飛ばされたことだろう。。。


     879-4.jpg


 今夜・・・NHKの番組で吉永小百合さんの朗読による長編詩として知られる「慟哭」を初めて聞いた。。。 自らも被爆者である大平数子さんによる詩だ。
 
 大平さんは、出産を控え長男を連れて実家に帰っていた。 爆心地から2.5kmの実家で22歳で被爆した。 雑貨商を営んでいた夫昇さん(30)を一ヶ月後に、胎内被爆の二男昇二さん(1つ)は翌年に亡くなった。4歳だった長男の泰さんとも別れることになった。 その後・・・白血病を発祥した太平さんが泰さんとまた一緒に暮らせるようになるまで13年という長い年月が必要だった。。。

 大平さんがノートに綴り続けた詩・・・「慟哭」・・・吉永小百合さんは朗読する度に胸がつまる思いになるという。。。 その詩が・・・吉永さんの朗読が・・・あまりにも真に迫るもので・・・思わず聞き入った。。。 そして、大平さんの二人の息子さんの名を何度も繰り返し呼ぶシーンで・・・涙腺緩んだ。。。 おそらく実際にライブで聞いていたら・・・決壊してしまうと思われた。。。

 
             879-5.jpg


 その大平さんの 「慟哭」 の一部をご紹介したい・・・。

                        あい

                  逝ったひとはかえってこれないから
                  逝ったひとは叫ぶことが出来ないから
                  逝ったひとはなげくすべがないから

                  生きのこったひとはどうすればいい
                  生きのこったひとはなにがわかればいい

                  生きのこったひとはかなしみをちぎってあるく
                  生きのこったひとは思い出を凍らせてあるく
                  生きのこったひとは固定した面(マスク)を抱いてあるく



                       やかん

                  原爆より三日目に吾が家の焼けあとに呆然と立ちました

                  めぐりめぐってたずねあてたら まだ灰があつうて
                  やかんをひろうてもどりました
                  でこぼこのやかんになっておりました

                  やかんよ
                  きかしてくれ
                  親しい人の消息を

                  やかんがかわゆうて
                  むしように
                  むしようにさすっておりました


                      慟哭

                  しょうじ よう
                  やすし よう

                  しょうじ よう
                  やすし よう

                  しょうじ よおう
                  やすしい よおう

                  しょうじい よおう
                  やすしい よおう

                  しょうじい
                  しょうじい
                  しょうじいい


                      子供達へ

                  とてつもなく長い夜と みじかい昼
                  悲しみの重さがみぞれになる
                  飛び立つ鳥よ 告げて下さい
                  あの子がもしも ふるえていたならば・・・

                  とてつもなく長い夜と みじかい昼
                  帰るのを忘れた 子供たちよ
                  母は高下駄ならしながら
                  君の帰りを 今も待っています

                  お月さま 見えるのならば
                  のぞみだけは捨てず
                  ずっと待ってる母のもとへ
                  迷わず帰って来いと
                  どうか伝えて欲しい・・・

                  逝ってしまった人は 帰れないから
                  逝ってしまった人は 叫べないから
                  残った人はどうすればいい?
                  残った人はなにがわかればいい?

                  子供たちよ 知ってるでしょう
                  「正義」とは「愛」だと
                  つるぎをぬくことではなくて
                  母さんを悲しませない
                  ただ それだけの「勇気」

                  子供たちよ 知ってるでしょう
                  「正義」とは「愛」だと
                  つるぎをぬくことではなくて
                  母さんを悲しませない
                  ただ それだけの「勇気」

                  ただ それだけの「勇気」



 原爆の恐ろしい記憶と共に・・・世界に広まっていって欲しい詩だと思う。。。 ただただ二人の息子さんの名を呼び続けるように綴った大平さんの内心・・・察するに余りある。。。

 大平数子さん・・・1986に63歳で死去。。。 看取った長男の泰さんに語った最期の言葉は 「一生懸命に生きてきたよね。ありがとう」 であったという。。。


     879-6.jpg


 私は・・・蜘蛛が苦手だ。。。 最大の苦手は家蜘蛛といわれる成虫で手の平大のあの蜘蛛だ。。。 正式名称が家蜘蛛と言うのかも知らない。。。 下手にネットで検索などして写真でも出てくると夢に出てきそうなので検索などしない。(汗) 実際には家蜘蛛は益虫なんだけどね・・・。
 蜘蛛が苦手な私ではあるが・・・時として女郎蜘蛛などの繊細な紋様が綺麗だと見入ってしますことがある。 この写真の蜘蛛もそうだった。。。 かなり接写で撮っているのだが・・・結構腰が引けていたのではないかと思う。。。 蜘蛛が私を恐れて逃げ出すと同時に・・・私も後ろに飛び退けるような体勢で撮っていたと思う。。。
 身近にも様々な生き物が生きている。。。 生物の多様性・・・広島の原爆の日にあらためて生物多様性を思う。。。 あのような兵器によって今とは比べ物にならない日本独自、広島特有の多様な生物の命が一瞬で吹き飛ばされたことか・・・。


             879-7.jpg


 これも・・・ある生物・・・の影。。。 この生物・・・特に凶暴ではないらしいが・・・近年増殖してきている草食性男子とは一線を画す・・・肉食性らしい。。。(笑)
 おわかりのこととは思うが・・・影とは違って実体はこんなに足長さんではない。。。(汗)


     879-8.jpg


 65年前に広島に原子爆弾が投下されたその日・・・私はきわめて穏やかに夕刻の撮り歩きをしていた。。。 日々の諸事に追われ、平和のありがたさを普段は忘れがちだが・・・今日のような日には、その平和の意味と戦時中の哀しい記憶に思いを馳せることも決して無駄ではない。。。
 
 大平さんが心の叫びをノートに綴り・・・吉永さんが朗読した・・・「慟哭」・・・心が震えた。。。


             879-9.jpg


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コメント
- ごぶさたで~す -

うぉ~、足長おじさんだー、
頼もしくて、頼りがいがありそうでいいなぁ~、

この太平さんという被爆者の詩はまさに慟哭です!
後世に伝えていけなければならない慟哭だとおもいます。

蜘蛛の種類って多そうで、キレイな模様のもいそうですよねぇ~、家の地下室には糸、いや針金のようなクモが多く、見ないようにしてこちらが逃げています。
2010/08/10 20:02  | URL | ヘルブラウ #OiQFw5LI[ 編集] |  ▲ top

- ヘルブラウさんへ -

ヘルさんの脚の長さには及びませんが・・・
ようやく私も足長画像を撮ることができました~(笑)

大平さんの詩・・・ホントにそう思います。。。
後世に・・・そして世界に伝えるべき 「母の慟哭」 だと思います。。。
吉永小百合さんの朗読の活動とも相俟って・・・これからももっともっとこの 心の叫び が広まっていけばいいな・・・心からそう思います。
2010/08/10 23:59  | URL | Haru.Seion #-[ 編集] |  ▲ top


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