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A Short Story ~西へ・・・。
- 2010/07/31(Sat) -
                          (Please click this photograph)
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                             大阪の街を一望する
 本記事は・・・- 2010/07/16(Fri) - 「A Short Story ~ 西からやってきた女(ひと)」 の続編ということに・・・なるかな。。。


 その電話を切った瞬間・・・“よし。。。行こう!” と心は決まっていた。 

 彼女との間の問題が発生していた。 第三者的に見れば よくある男と女の間に起こる諍い ということにもなるのかもしれないが・・・彼女の言い分もまったくわからないわけではないのだが、私的には・・・人としてどうなのか・・・という部分でこだわっていた。
 仕事しながらも “どうしたもんかな。。。” そう思っていた昼時も近づいてこようという時間帯・・・携帯に着信が。。。 ディスプレイには見慣れぬ電話番号が表示されている。 “誰だろう?” そう思って出てみれば・・・なんと彼女の妹さんだった。 妹さんとはしっかりと話したことはない。 彼女と話しているときに彼女の背後から妹さんの声が聞えていたり、電話で話す彼女を介して言葉を交わした程度ではあったが・・・とても愉快な妹さん・・・彼女からの話しでそんな感じはしていた。
 妹さん・・・“どないですか~” みたいな感じの話の切り出しから、彼女から話しを聞いて電話をくれたということを伝えてくれた。 が、特に私に抗議をするわけでもなく、お姉さんと私の中を円滑な状態に戻そうというわけでもなさそうな・・・なんとなく姉である彼女のことをあれこれと話した。 いや、なんとなく妙に ガッテン! することの多い不思議に笑いの多い会話ではあったが・・・話しの後半で “まぁ、出来るだけ早いうちに来てやってもらえませんか?” と、そう言った妹さんの言葉が西へ向うことを決めさせた要因になったことは確かだ。
 妹さん・・・姉である彼女のことを心配していることは言葉の端々に感じるのだが、かといって単にお姉さんのサイドに立って話しをするだけではない。 私にも “人として良くないと思うことがあればガンガン言ってやって!”  という言葉が会話の中に出てくるくらいに・・・基本、「一方聞いて沙汰するな」というスタンスが出来ている人だと感じられた。

 彼女は、その夜にでもまたこちらに “行きたい” と伝えてきていた。 しかし、今度会うなら私が西へ行きたいと思っていた。 それは彼女のことで少しでも手伝えたらいいな・・・。 内心そう思っていることもあって、行くタイミングを計っていたという感じだったから。。。 だから、妹さんとの電話を切ってから仕事の調整をして・・・彼女に電話をし、 “俺、行くよ” と伝えた。      


 夕方から西へと車を走らせた。 

 彼女の住まう街には以前も一度行っている。 が、その後彼女は新たな住まいを見つけてそこに越しているので・・・その部屋を訪れたことはない。 走ってきた高速を降り、彼女と待ち合わせした彼女の部屋の最寄り駅に近づいていくのを電話で話しながら彼女はネット上の地図で確認しながら誘導してくれる・・・という安心な待ち合わせ・・・のはずだった。。。 まず、その安心に影が差したのは “あれれ~わかんなくなっちゃった~” と、彼女が私の走っている場所を地図上で確認できなくなったこと・・・そして、なんとかその駅に着いて駅横のあまり駐停車が好ましくなかろうと思われる場所に私が車を停めると同時にといっていいタイミングで、それまで彼女と話していた電話が切れた。。。 かけなおしても 「電波の届かない所におられるか、電源が入っていないため・・・」 というアナウンス。。。 なんと、このタイミングで彼女の携帯の電池が切れたようで。。。 見知らぬ土地の見知らぬ駅の横手で途方にくれるような心持ちに・・・。 まぁ、何分かすれば電話も通じるだろうと・・・車を停めた場所をメールしておこう・・・そう思って下を向いて携帯のキーを指で押し始めた矢先・・・運転手サイドの窓ガラスが トントントン と叩かれた。 ビックリして窓ガラスを振り返ると・・・自転車に乗った女性が笑顔でこちらを見ている。 “えッ?なんで?” と思いつつ私が窓ガラスを下ろすと、その女性は開口一番 “困りますね~こんなとこに停められては~” と、あくまで笑顔でそう言った。。。 なんとその女性こそ、お昼前まで電話で話しをしていた彼女の妹さんだった。 私も妹さんももちろん初対面なのだが・・・お互いに彼女を通じて写真は見ていたので・・・路頭に迷ういそうな私は彼女の妹さんとその恋人さんに救われたのだ。
 なんでも・・・妹さんが一緒に暮らす恋人さんと買い物途中に駅の界隈に差し掛かったところ・・・あまり見慣れないナンバーの車が停まっていることにたまたま気付き、彼女から私が来ることになったことになったことを聞いていた二人と東からやってきた私が偶然遭遇するという・・・なんだか “そんなことってあるんだな~” と思うしかないような・・・そんな出来事で西の街での滞在が始まった。
 
 車をパーキングに入れ、小雨降る中待っていてくれた妹さんに(さすがに少し遠慮がち)に私の持つ傘を差しかけつつ、妹さんの案内で彼女の住まいへと向った。 穏やかな笑顔がとても印象的な妹さんの恋人さんが “○○さん(私のこと)、めっけ!” と、すでに彼女に告げに行ってくれており・・・彼女の住まいに向う私と妹さん、そして住まいから駅へと向った彼女は途上の路上で出会った。 彼女・・・顔は笑顔ながら “いきなり他の女と相合傘かよ!” と、随分なご挨拶を。 “携帯電池切らすなよッ!” と、私も応酬。。。
 なんだかちょっとひねったドラマのシナリオのような出会いとなった彼女の妹さんと恋人さんは、仲良く自転車を並べて彼らの住まいへと戻っていった。

 彼女の部屋に入り・・・本当に驚いた妹さんたちとの出会いなどを爆笑で話しながら・・・近くで夕食でも。。。 そういうことになり・・・二人して “行ってみる?” と、近くのとあるお店に。
 そのお店は 「A Short Story ~ 西からやってきた女(ひと)」 でも記したが・・・彼女が私との事を相談していて彼女が “そうなのかな~?” と思うような主な三点の疑問についていずれも “ある” “自分もそうする” などとことごとく私が言ったことと同じことを答えた男性の営むお店だ。。。 
 店に入りカウンターに座り、カウンターの中のその男性に軽く会釈をする。 かすかに驚いたような表情が垣間見られたカウンターの中の男性も “いらっしゃい” と。。。
 そのお店の料理はなかなか美味しかった。 私も彼女も好物系を扱うお店なので・・・お酒を飲みながら、箸も進み、会話も弾んだ。 そんな二人の様子をきっと少し観察していたのかもしれない・・・主にきっと彼女の表情を見ていたのだろうと思う・・・カウンターの中の男性が私たちがカウンターに座って30分以上は経っているだろう頃に突然私に “いらっしゃいませ。ようこそ。” と声を掛けてきた。 私がどこに住んでいるかも彼女から聞いて覚えているだろうその男性の “ようこそ” には、遠路はるばる・・・という意が込められているのかもしれないと感じた。
 私は・・・私と同じように考え、行動すると彼女の相談に答えてくれていたその男性に男としてのある種の共感を感じており・・・店を訪れることがあったらそうしたいと思っていたように、握手すべく手を差し出した。 その男性も、とくに何も言わずに静かな笑顔で握手に応じてくれた。

 その夜・・・彼女の部屋でワイン飲みながら話した。 いつしか・・・会う前に発生した問題はとうに過去のこととなっていた。。。


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                           (次の日に彼女が撮った写真を転用)



 翌朝、ゆっくり目覚め・・・彼女と二人で車に乗り込み、彼女の妹さんを家まで迎えに行った。 妹さんにも手伝ってもらう必要がある とある秘密ミッション(明らかに大袈裟!・・・笑) を実行に移すためだ。 これこそ急遽私が西にやって来た大きな目的の一つである 彼女のことを手伝うこと の一環であり・・・そのミッションはほぼ完遂できた。

 それにしても・・・彼女から聞いてはいたが・・・彼女の妹さんはとても愉快な人だ。 話していて・・・何度手を叩いて笑ってしまったことか。
 下(↓)の写真は、彼女から極秘で入手した妹さんの写真だ。 恋人さんより先に寝てしまうとき・・・恋人さんを驚かそうと妹さんが考えて作製した 目付きアイマスク だ。 これだけではなく・・・幾つかのバージョンがあるらしい。 中には血走った眼もあったりする・・・(笑) 最近は、妹さんも恋人さんと共に私のブログを見ていてくれるらしい・・・。 写真載せたこと・・・怒らないでくだされたく。。。 苦情などは姉上のほうにお願い致したく。。。何卒。。。(笑)


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 妹さんの名誉のために言っておくが・・・彼女曰く “妹は昔から美人で評判だった” ということで・・・この愉快なアイマスクの写真だけで判断していただきたくはない素敵な女性だ。
 更に言うなら・・・ただ愉快なだけではなく、何気にきっちり気遣いの出来る人で・・・私など結構感心することも多々あり・・・彼女にこっそりと妹さんの爪の垢を煎じて飲ませたい・・・そう思ったり・・・?(笑)

 三人でパスタでランチを。。。 とても賑やかで笑いの多いランチだった。 食の胃袋も笑いの胃袋もしっかり満たされた。

 
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           (何方かがサラダバーの椎茸を使って作ったミッキー調のお顔・・・彼女の撮った写真転用)


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           (↑が私たちが爆笑ランチで食したパスタ&デザート・・・やはり彼女の撮った写真転用)


 ランチ後・・・午前の作業に関連して買い物が必要だったりしたのだが、妹さんは “あとはお二人でどうぞ” ・・・と。。。 以降は私たちに二人で行動するようにという気遣いなんだろうな・・・そう感じた。


 二人になって必要な必要な買い物を済ませ・・・“また行ってみよう” と、かねてから話していた大阪の街が一望できる山に行った。

 
     873-3.jpg

 
 この山でこうして二人で大阪の街を眺めること・・・二度目だ。 前回もそうだったのだが・・・やはり今回も曇天・・・しかもかなりの霧。。。 有料道路の料金所のおばチャンに 本当に登るの? といわんばかりの不思議そうな表情をされたが・・・たとえ景色が観られなくとも構わない。 二人にとって意味のあるその場所に行ってみたいということが第一義だったから・・・。
 
 雨女の彼女・・・彼女と会うときに雨が降らなかったことはない。 が、私にも自称晴れ男の意地ががる。 その意地が天に通じたかどうかはわからないが・・・着いたときには ここは雲の中? 状態だったのだが・・・しばらくすると山にかかっていた雲が流れていったか・・・大阪の街並みが見えてきた。 不思議なものだ。。。 前に二人で来たときと全く同じような天候の推移だ。。。

 この山を車で走りながらの二人の会話の中からある 「約束」 が交わされることになった。 それはきわめて自然に・・・まるで二人の会話がのみとなって余分なことを削ぎ落とし、二人の心の中にある 「大切なこと」 を浮き彫りにさせていくことによって交わされることになった 「必然的な約束」 ・・・そんな感じだった。 その約束が実行されるということは、二人にとって必ずしも良いことばかりではない。。。 そんな 「約束」 だ。 が、二人にとってとても意味のある 「約束」 であることは・・・自分たちが身に染みて感じているからこそ浮かび上がってきた 「約束」 であり、そのことは当の二人がよくわかっている。 決して忘れる事のない 「約束」 が・・・二人にとって意味のあるこの山で交わされたこと・・・それはきっと偶然ではない。 そんな気がしていた。。。


     873-2.jpg


 眼下に広がる街並みを背景に彼女を撮ってみた。 前に来たときには厚手のジャケットを着た彼女を撮った。 今回はノースリーブ姿だ。 季節は流れ・・・二人の間にも様々な出来事が起こりながらも・・・時は流れた。 だが、まだ肌寒い季節に二人でやってきた場所に、涼しいとはいえ、真夏にまたこうして二人でいる。。。 “紅葉も観に来ようよ” そう彼女が言った。 異論は無い。 そんなことなら容易に実現できる約束だし・・・きっとそういう機会はあるだろう。。。

 この山には遊園地がある。 この日は悪天候のために閉園されていた。 車が一台も無い広い駐車場・・・向こうの景色が霧のカーテンで覆われていた。。。 その誰一人いない遊園地の駐車場を二人で歩いた。 駐車場脇を通る車から見えないよう・・・霧が私たち二人の姿を覆い隠してくれていたと思う。。。 雲の中を二人で歩く・・・そんな感じすらした・・・かな。。。

 いい話し合いも出来たし、霧の演出でいい二人の時間も共有できた。。。 また新たな想い出を創ってくれた山を下り・・・彼女の部屋の近くで夕食を。。。


     873-4.jpg


 以前、彼女が妹さんと行ったという串かつ屋さんへ。。。 静かにジャズが流れるお洒落な店だ。 お任せにして順次揚がった串を食しながら・・・冷酒で乾杯し、時として妹さんと恋人さんから送られてくるLovelyで愉快なメールや写真を見ながら彼女と二人で大笑いし、私たちからも対抗メールや写真を送ったりして・・・美味しい串を食しながら、お酒もついつい進んだ。。。 珍しく彼女が結構酔っている姿を見せた。 それはきっと、その店から自分の部屋が歩いてすぐの所という気安さもあるだろう。。。 が、それよりも・・・今までより今回の方が どんな話しも出来る という雰囲気が二人の仲に出来てきたということが大きいようにも思えた。 やがて他のお客さんが居なくなり、貸切状態となったカウンターで冷たい日本酒を飲みながら絡まる指、彼女が絡めてきたカウンターの下の脚・・・絡まっていたのは指や脚だけではなく・・・心もそうだったように感じられた。


 酔った彼女を支えるようにして彼女の部屋に戻った。。。 しばらく休息させてもらって夜中に帰ることにした。

 しばし仮眠をとり、私は東に向って帰ることに。。。 “駐車場まで送るから” と、彼女。。。 玄関までの見送りにして欲しかった。 駐車場まで来られるのはちょっと辛いかな・・・そう思えた。 が、彼女は聞き入れてくれず・・・結局二人で車を停めた駐車場まで深夜になって静かになった街を歩いた。 車を出し、彼女を彼女の部屋の前まで送り届けた。 彼女は車から降り、そして私は東へと戻っていく。 その直前の車内の彼女・・・そして私。 やはり私が内心恐れていた雰囲気となってしまった。。。  

 “今度は私・・・行くから” そう彼女が行った。

 “うん。おいで。。。” そう応えるのがやっとだった。

 顔を伏せたまま彼女が車から降りた。 車の方向を変えて、彼女が見送る前をゆっくりと通り過ぎながら助手席側の窓ガラスを下げ “また!” と、怒鳴るように・・・そう彼女に伝えた。 彼女が コクン と何度か頷くのをしっかり目に焼きつけて・・・夜の街を東へと向って帰路についた。。。 




 例によって・・・あくまで「A Short Story」であり・・・この話しのどこまが真実かは・・・???・・・だったりして。。。(笑)

            
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