紫陽花の寺として有名な本光寺に椿を観に行った。【本光寺】
正式名称は曹洞宗瑞雲山本光寺といい、禅宗のお寺。開基は徳川に縁の深い三河十四松平の一つ、深溝松平の初代となる松平忠定公で、、本尊は釈迦如来、脇侍は運慶の作といわれる延命安産の地蔵菩薩と千手観音菩薩、別命身代り観音といわれ、深溝松平家の祈願所・菩提寺として大永3年(1523年)に建立さた。
深溝松平氏は四代までこの地を所領とし、二代好景は善明堤の戦で討死、三代伊忠は長篠の戦で討死、四代家忠は関ヶ原の折の伏見城で討死と、松平宗家、すなわち徳川家に付き従った。
その後、備前島原七万石の領主に任ぜられて以降の当主の墓所もある。
15種類約10,000本のあじさいが山門への参道、寺社内各所に植えられていて“あじさいの寺”として親しまれている。
という寺で、何度か見事な紫陽花の咲く風景を観に来たことはある。
この上の画像の左側は今回の山門風景、右側は昨年の紫陽花の咲いた時の山門風景。
その紫陽花の寺が、実は椿でも有名だということを知り、行ってみることに。
紫陽花の新芽が吹き出してはいたが・・・紫陽花に彩られたイメージが強いので、なんとなくまだ冬枯れの雰囲気だなぁ・・・と思いながら山門をくぐり境内へ。

本堂前の庭園では、少し盛りを過ぎた梅と椿の競演が楽しめ・・・どjこからか甘い香りが漂ってきて・・・その香りの元をとたどれば、沈丁花がこれからの様々な花の開花を告げるかのようにたわわに花をつけていた。
さて、ここの椿の見所は庭園ではなく、寺の裏山斜面に植えられた400余り種役5,000本の椿。
本堂脇から続くその椿園を観にいった。
お寺側が参拝、見学者のことを思い、さまざまな種類の椿に名前のカードを付けてくれていたりして、関係者のこの椿の木々への愛情も感じられ・・・本当に様々な椿を楽しめた。
人の顔ほどもあろうかと思われる大きな花を咲かせる椿・・・可憐な花を咲かせる椿・・・真紅の薔薇かと思うような妖艶な椿・・・ハイビスカスかと見間違えるような南国の雰囲気のある花を咲かせる椿・・・。

あいにく満開には今一歩といったところではあったが・・・公園や観光農園のような花見と違って、寺域というどことなく静かな雰囲気で様々な椿を見ている時間は心静かな一時でもあった。
私は近年、仏教自体や仏像に興味を持つようになってからお寺に足を運ぶことが多くなった。
旅先でも、必ずと言って差し支えないほど、その地域のお寺に立ち寄らせてもらい、仏像にお会いしたり、御朱印をいただいたりしながら、そのお寺の持つ雰囲気に身を置いてみる。
そうした静かな一時を過ごすには・・・京、奈良に在る常に観光客が押し寄せる有名寺院より、この本光寺のようなどこか山寺のような雰囲気を漂わせるお寺のほうが良いのかもしれない。。。と思ったりもする。
3ヶ月後には満開の紫陽花で多くの人で賑わうこのお寺。
椿を観に来る人は紫陽花ほど多くなく・・・静かに“春の装い”へと衣を変えつつある山寺の雰囲気と様々な椿を楽しめた昼下がりから夕刻へと向かう時間だった。

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