日曜日・・・天気はあいにくの曇天。。。 Seion、池の周囲を歩けるように整備した公園を歩いていた。
その時、ほとんど葉を落とした細い木にたった一輪咲いている花を見つけた。 それまで話していた会話を突然中断したかと思えば “見つけちゃった~” と言いながら突然それまで歩いていた歩道から反れて草叢の中に分け入る不規則行動に驚く同行者の “何?なに?” という声を背に受けつつ・・・撮ったのは淡い桃色の可憐な花・・・花海棠の花だ。
たった一輪の薄っすら桃色の花・・・独りぼっちでちょっと寂しそうにも見える。。。 花海棠の本来の花期は4月だ。 一旦冷え込んで後、しばらく小春日和が続いたから・・・狂い咲いたか?
いや・・・この可愛い花に “狂い咲き” という言葉は相応しくない。 この際は “返り咲き” と呼ぶことにしよう。
春が来たかと思って咲いてみれば・・・鈴生り状に咲き乱れるような他の花たちの姿は無く・・・たった一輪、この花だけの本当に小さな春となってしまったようだ・・・。
でも・・・決してあだ花じゃないから。。。 本来なら枯れ枝に見えるような落葉した細い枝に小さいといえども桃色の彩りを添えて見せてくれ・・・現にSeion、このたった一輪で咲く花との出会いによって・・・心の中にも ほっこり と小さな桃色の花を咲かせてもらえたような気分になれた。
独りぼっちの返り咲きの花海棠の花、花の命を全うするまで精一杯咲くがいい。。。 そう励ましたくもなる花の姿だった。。。
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